
オールドレンズが気になってるけど、実際どれくらい状態が「オールド」なんだろう…?



レンズを装着するのに「マウントアダプター」も必要みたいだけど、何を買えばいいのかわからない…。
そんな方にこそおすすめしたいのが、オールドレンズのサブスク・レンタルです!
じつは私も、数年前にオールドレンズの「Helios(ヘリオス)44-2」を購入しました。当時の価格は8,000円ほど。
レンズの単価としては決して高くはないですが、ロシア(旧ソ連)製のため、海外から発送されます。
手元に届くまで、約1ヶ月かかりました…。
しかもレンズや付属のマウントアダプターは、開封するまでどんなものかわかりません。
実際に届いたものには、小さなキズが数箇所入っていました。



写りは大好きだったのですが…先に借りて試せていたらもっと安心して選べたのにな、と思ったりしました。
この記事では、オールドレンズを借りられるサブスク・レンタルサービス4選を徹底比較します。
以下のような内容で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- オールドレンズは買う前に借りたほうがいい理由
- 「サブスク」と「単発レンタル」の違い
- オールドレンズが借りられるサービス4社の比較
- 借りたレンズでエモい写真を撮るコツ
※すぐにおすすめのサービスを知りたい方はこちらから該当箇所へ飛べます。
オールドレンズは「買う前に借りる」が正解な3つの理由


オールドレンズは、現代のレンズとは買い方の考え方がまったく違います。
それは新品が存在せず、状態も1本ずつバラバラだからです。
まずは「なぜ借りるほうがいいのか」を3つの理由から見ていきましょう。
①同じ型番でも1本ずつコンディションが違う
オールドレンズは、その名のとおり数十年前に作られたレンズです。
そのため同じ型番でも、1本ずつ状態がまったく違います。
よくあるのが、レンズ内部のカビやクモリ。
ほかにもヘリコイド(ピントリング)が固い、絞り羽根に油がにじんでいる、といった個体差があります。



ネット通販の写真だけでは、こうした状態を判断しにくいです。
実際に購入したレンズの状態については、こちらの記事で写真つきで紹介しています。


その点レンタルなら、メンテナンスされた個体が届くので当たり外れの心配が減ります。
②マウントアダプターを揃えるコストが意外と高い
オールドレンズは、レンズ単体ではカメラに装着できません。別途マウントアダプターという部品が必要になります。
やっかいなのは、レンズ側のマウントが1種類ではないこと。
M42(スクリューマウント)、ライカLマウント、エキザクタなど、、規格がバラバラなのです。
つまり別の系統のレンズを試すたびに、アダプターを買い足すことになります。
1個あたり2,000〜5,000円ほど。3個も買えば、レンズ本体より高くつくこともあります。



レンズが8,000円なのに、アダプターのほうが出費が大きくなる。これもオールドレンズあるあるかと思います。
③「沼」にハマる前に写りの好みを確かめられる
オールドレンズの魅力は、なんといっても独特の写りです。
淡い色味、柔らかい玉ボケ、そして太陽に向けたときに出るフレア。Helios 44-2なら、背景がうずを巻く「ぐるぐるボケ」が有名ですね。
ただしこの写りは、好みが本当に分かれます。
SNSで見て憧れても、自分の被写体に合うかは別の話なんです。
さらにオールドレンズはオートフォーカスが使えません。ピントも絞りも、すべて手動で操作します。
この手間を「楽しい」と感じるか「面倒」と感じるかも、使ってみないとわかりません。



マニュアルフォーカスは「ピント合わせ自体も楽しむ」という感覚がないと、結構ストレスですね。笑
オールドレンズの「サブスク」と「レンタル」はどう違う?


「サブスク」と「レンタル」は、似ているようで仕組みが違います。
どちらを選ぶかで、費用も使い方も大きく変わります。
まずは違いを表で確認してみましょう。
| サブスク | 単発レンタル | |
|---|---|---|
| 料金 | 毎月定額 | 借りた日数分だけ |
| 本数 | 期間中は何本でも入れ替え可 | 基本は1本ずつ |
| 期間 | 1ヶ月〜(自動更新) | 1泊2日〜3泊4日など |
| 向いている方 | ・いろんなレンズを試したい ・好みの1本をじっくり探したい | ・気になる1本が決まっている ・撮影イベントの日だけ使いたい |
| 注意点 | 使わない月も料金が発生 | 何本も試すと割高になる |
サブスク=定額で何本も入れ替えられる
サブスクは月額料金を払っている間、使い放題になる仕組みです。返却すれば、次のレンズをまた借りられます。
オールドレンズとの相性は、正直かなり良いと思います。
「どの1本が自分に合うか」を探す作業そのものが目的になるからです。
1ヶ月で3本試せば、1本あたり2,000円台の計算になります。
単発レンタル=1本を期間を決めて借りる
単発レンタルは、借りたい機材を日数指定で借りる方式です。
1泊2日で1,100円〜といった料金設定が中心になります。
「気になるレンズが1本だけある」という方は、こちらのほうが安く済みます。
逆に何本も試したい場合は、送料がかさんで割高になりがちです。



「まだ狙いが定まっていない」ならサブスク、「この1本!」が決まっているなら単発レンタル。この基準で選ぶとわかりやすいかなと思います。
どちらが安い?3本試したときの費用シミュレーション
「結局どっちが安いの?」というのは気になるところですよね。
1ヶ月のあいだにオールドレンズを3本試すと仮定して、ざっくり計算してみます。
| 借り方 | 内訳 | 合計 |
|---|---|---|
| サブスク (TORUNO) | 月額6,800円 +往復送料1,500円×3回 | 約11,300円 (税別) |
| 単発レンタル (ワンダーワンズ) | 3泊4日3,080円×3回 送料は無料 | 9,240円 (税込) |
3本までなら、単発レンタルのほうが少し安く収まることが多いです。
4本くらいからはサブスクの方がお得になってきますね。
サブスクは月額が固定なので、増えるのは送料だけ。
例えばTORUNOで6本試すと、6,800円+送料9,000円で約15,800円。1本あたり約2,600円の計算です。
さらに単発レンタルは、そもそもオールドレンズの取扱本数が少ないという制約もあります。



「安さ」なら単発、「選べる本数」ならサブスクですね。
オールドレンズが借りられるサブスク・レンタル4選
ここからは、オールドレンズを実際に借りられるサービスを4つご紹介します。
じつはカメラのサブスクは数多くありますが、オールドレンズを扱っているサービスはごくわずかです。
まずは4社を一覧で比較してみます。
※サービス名をタップすると詳しい解説へジャンプします。
| サービス名 | 料金 | 期間・交換 | マウント アダプター | 送料 | そのまま 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| TORUNO (サブスク) | 6,800円〜 (月額・税別) | 1・3・6ヶ月 交換無制限 | 無料で貸出 | 往復1,500円 | 割引価格で可 |
| GOOPASS (サブスク) | 2,970円〜 (月額・税込) | 1ヶ月〜 入れ替え自由 | レンタル品として有り | 往復1,650円 (長期プランは無料) | 中古販売あり |
| 近江寫眞機店 (単発) | 1,100円〜 (1泊2日・税込) | 一泊二日 | 店頭で要相談 | 店頭受取のみ | 店頭で販売あり |
| ワンダーワンズ (単発) | 3,080円〜 (3泊4日・税込) | 3泊4日 延長330円/日 | レンズ側マウントのまま | 往復無料 | 不可 |
それぞれのサービスを、順番に詳しく見ていきましょう。
①TORUNO(トルノ)|オールドレンズ専門の使い放題サブスク


「TORUNO(トルノ)」は、オールドレンズ専門の定額制シェアリングサービスです。
数あるカメラのサブスクの中で、オールドレンズに特化しているのはTORUNOだけ。
取扱本数は250種類以上と、専門店ならではのラインナップです。
料金プランは2種類あります。
| プラン | 月額料金 (税別) | 特徴 |
|---|---|---|
| 通常使い放題 | 6,800円 | 交換手数料無料で使い放題 |
| 安心使い放題 | 7,480円 | 通常使用の故障は修理費の負担なし |
利用期間は1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月から選択可能。
3ヶ月プランなら送料1回分、6ヶ月プランなら3回分が無料になる特典つき。
送料は一律で往復1,500円です。
そしてTORUNO最大の強みが、マウントアダプターも無料で貸し出してくれる点ですね。
対応マウントはCanon EF/RF、Nikon Z、Sony E、Leica M/L、マイクロフォーサーズ、FUJI-X/Gと幅広め。
届いたその日から使えるので、アダプター選びで悩む必要がありません。



アダプター込みで借りられるのは本当にありがたいと思います。ここが一番のポイントですね。
さらに使ってみて気に入ったレンズは、割引価格でそのまま買取もできます。
TORUNOに向いてる方
- いろんなオールドレンズを試したい方
- マウントアダプターを買い揃えたくない方
- 気に入った1本をそのまま購入したい方
- カメラ本体はすでに持っている方
オールドレンズ専門のサブスクなので、「まず1本」ではなく「たくさん試して好みを見つけたい」方に最適です。
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②GOOPASS(グーパス)|カメラ本体ごと借りたい方はこちら


「GOOPASS(グーパス)
取扱機材は約2,500種類以上と、国内最大級の規模。
オールドレンズ専門ではありませんが、オールドレンズとマウントアダプターの取扱いがあります。
GOOPASSならではの強みは、カメラ本体も一緒に借りられることです。
「オールドレンズを試したいけど、そもそもミラーレスを持っていない」。
そんな方でも、ボディ+レンズ+アダプターをまとめて揃えられます。
料金は最安のRANK0なら月額2,970円(税込)から。
借りたい機材のランクが上がるほど、月額も上がる仕組みです。
送料は1注文ごとに往復1,650円かかります。
ただし3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の長期プランなら、入れ替え時の往復送料が無料になります。



入れ替えを繰り返す予定なら、長期プランのほうが送料でかなり得しますね!
GOOPASSに向いてる方
- カメラ本体を持っていない方
- オールドレンズ以外の機材も試したい方
- まずは月3,000円以下で始めたい方
オールドレンズ専門ではないぶん、「カメラ選びからまとめて試したい」方に向いています。
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③近江寫眞機店|店舗で相談しながら選びたい方に


「近江寫眞機店」は、東京・笹塚にあるフィルムカメラとオールドレンズの専門店です。
ここはサブスクではなく、店頭での単発レンタルになります。
レンタル期間は一律で一泊二日。
料金は35mm単焦点レンズなら1,100円(税込)からです。
ライカやハッセルブラッドといった高級機は5,500円ほど。
最大の魅力は、実物を見ながらスタッフに相談できることです。ヘリコイド(ピントリング)の重さや絞りの感触は、実際に触らないとわかりません。
ここは通販やサブスクにはない、実店舗ならではの価値ですね!
ただし注意点もいくつかあります。
- 貸出・返却ともに店頭のみ(郵送は不可)
- 予約はレンタル予定日の3日前までに必要
- 公的身分証明書が2点必要
- 支払いは店頭でのクレジットカードのみ
- 返却は返却日の19時まで



郵送に対応していないので、基本的には東京近郊にお住まいの方向けのサービスになります。
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④ワンダーワンズ|1本だけ安く試したい方に


「ワンダーワンズ
こちらも単発レンタルですが、郵送に対応しているのが近江寫眞機店との違いです。
基本のレンタル期間は3泊4日。
オールドレンズのカテゴリでは、Ai Nikkorのマニュアルフォーカスレンズが3泊4日3,080円(税込)で借りられます。
延長する場合は1日あたり330円(税込)です。
送料に関しては、貸出時・返送時ともに無料です。
他社が往復1,500円前後かかることを考えると、これはかなり大きいかと思います。
ただしオールドレンズの取扱本数は多くありません。
「まず1本だけ、安くマニュアルレンズを体験してみたい」という使い方に向いています。
単発レンタルが向いてる方
- 借りたいレンズが1本に決まっている方
- 週末の撮影だけ使えればいい方
- まずは数千円で体験してみたい方
月額が発生しないので、「とりあえず一度だけ試したい」方はここから始めるのが安心です。
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目的別|あなたはどのサービスを選ぶべき?


「何をしたいか」で分岐させると、絞りやすいと思います。
いろんなオールドレンズを試したい方 → TORUNO
好みの1本を探す旅に出るなら、迷わずTORUNOです。250種類以上を交換手数料無料で試せます。
マウントアダプター込みで借りられるのも、この用途では決定的な差になります。
カメラ本体から揃えたい方 → GOOPASS
カメラをまだ持っていないなら、GOOPASSが現実的な選択肢です。
ボディとレンズをセットで借りて、まるごと試せます。
「カメラ自体もどれがいいか決まっていない」という段階の方に向いています。
まず1本だけ試したい方 → 単発レンタル
狙いのレンズが決まっているなら、単発レンタルで十分です。
郵送で受け取りたいならワンダーワンズ。
実物を触って選びたいなら近江寫眞機店という使い分けになります。



迷ったら「まず単発で1本、ハマったらサブスクへ」という順番が失敗しにくいですね。
オールドレンズ以外の機材も借りたい方へ
今回はオールドレンズが借りられるサービスに絞ってご紹介しました。
「最新のレンズや三脚、ジンバルなども借りたい」という方もいると思います。
カメラ機材全般のサブスクについては、こちらの記事で4社を比較しています。


最初に借りるならこの1本:Helios 44-2


「結局どのレンズから試せばいいの?」という方も多いはずです。
私のおすすめは、やはりHelios(ヘリオス)44-2 58mm F2。オールドレンズの入門として、これ以上ないほど定番の1本です。
理由は3つあります。
- ぐるぐるボケとフレアという「らしさ」がわかりやすい
- タマ数が多く、どのサービスでも見つけやすい
- 58mmという扱いやすい焦点距離
ちなみに58mmは、APS-C機で約87mm相当。マイクロフォーサーズ機では約116mm相当になります。
やや望遠寄りなので、ポートレートやスナップと相性がいいですよ。



クセの強いレンズですが、そのクセこそがオールドレンズの魅力ですね。
オールドレンズの撮影方法やHelios 44-2の使い方に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。




オールドレンズのサブスクでよくある質問(FAQ)


最後に、オールドレンズを借りるときによくある疑問をまとめました。
自分のカメラでもオールドレンズは使える?
マウントアダプターがあれば、ほとんどのミラーレスで使えます。
TORUNOならCanon EF/RF、Nikon Z、Sony E、Leica M/L、マイクロフォーサーズ、FUJI-X/Gに対応。
しかもアダプターは無料で貸し出してもらえます。
一眼レフの場合はフランジバックの関係で使えないことがあるため、事前に確認しておきましょう。
カビやクモリのあるレンズが届くことはない?
レンタルサービスの機材は、返却のたびに点検・清掃されています。
そのため個人売買の中古品を買うより、状態のリスクはずっと低いです。
ただしオールドレンズである以上、経年による小キズなどは「味」として残ります。
そこも含めて楽しむのが、オールドレンズの醍醐味ですね。
気に入ったレンズはそのまま買える?
TORUNOなら、使ってみて気に入ったレンズを割引価格で買取できます。
「試してから買う」が完結するのは、かなり大きなメリットですね。返却して探し直す手間もかかりません。
解約はいつでもできる?
サブスクは基本的に自動更新である点に注意が必要です。
TORUNOは1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月から期間を選び、その期間ごとに自動で継続されます。
やめたい場合は、更新日の前に解約手続きをしておきましょう。
「1ヶ月だけ試す」つもりの方は、とくに気をつけてください。
送料はどれくらいかかる?
送料は意外と見落としがちなポイントです。
TORUNOは一律で往復1,500円、GOOPASSは1注文ごとに往復1,650円かかります。
何度も入れ替えるなら、送料無料の特典がある長期プランを選ぶのが賢い使い方です。
まとめ|オールドレンズは「買う前に借りる」がオススメ
今回は、オールドレンズが借りられるサブスク・レンタル4選をご紹介しました。
| サービス名 | 料金 | 期間・交換 | マウント アダプター | 送料 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|---|
| TORUNO (サブスク) | 6,800円〜 (月額・税別) | 1・3・6ヶ月 交換無制限 | 無料で貸出 | 往復1,500円 | いろんなオールドレンズを試したい方 |
| GOOPASS (サブスク) | 2,970円〜 (月額・税込) | 1ヶ月〜 入れ替え自由 | レンタル品として有り | 往復1,650円 (長期プランは無料) | カメラ本体から揃えたい方 |
| 近江寫眞機店 (単発) | 1,100円〜 (1泊2日・税込) | 一泊二日 | 店頭で要相談 | 店頭受取のみ | 実物を触って選びたい方 |
| ワンダーワンズ (単発) | 3,080円〜 (3泊4日・税込) | 3泊4日 延長330円/日 | レンズ側マウントのまま | 往復無料 | まず1本だけ安く試したい方 |
オールドレンズは、写りのクセも個体の状態も1本ずつ違います。
だからこそ「買ってから後悔する」ケースが起きやすいジャンルかと思います。
いまはサブスクやレンタルで、数千円から気軽に試せる時代です。
まずは借りて、自分の好みを確かめてから買う。
これがオールドレンズで失敗しない、いちばん確実な進め方だと思います。
気になった方は、ぜひ一度試してみてください!












