撮影技術を早く向上させたい!!写真が上手い人って、撮る時に何を意識しているんだろう?
カメラにはたくさんのボタンがついていて、何を操作すればいいのか迷ってしまいますよね。
そして写真が上手い人はなんだか色んなボタンやダイヤルをカチカチやってるイメージ…。
しかし実際、写真を撮るのに毎回カメラの設定をいじる必要はありません。
これから紹介する3つのポイントさえ意識していれば、難しいカメラ技術がなくても魅力的な写真が撮れるようになりますよ。
カメラを始めたばかりの方や、写真が上手く撮れなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください(^^)
撮影で抑えるべき3つのポイント
結論から申し上げますと、写真撮影で抑えるべきポイントは以下の3つです。
- 明るさ
- 構図
- ピント
これらを抑えるべき理由は「この3つは後から修正しづらい」というところにあります。
というのも、現代は撮った写真を後から簡単に補正・加工できますよね。スマートフォンでも数秒で写真を修正できたりします。
カメラ内には撮影時に設定できるものがたくさんありますが、被写体ごとに設定を変更するのは難しく、手間もかかるのが現実です。
そのため「撮った写真は後からでも修正できる」ということを考えると、撮影時は最低限の設定のみでカメラを操作でき、被写体にも集中できるようになります。
その中でも撮影時にしっかり意識するべきポイントが「明るさ」「構図」「ピント」です。
これらを詳しく解説していきます。
①明るさ
撮影する写真の明るさを考える上で大事なポイントは「明るすぎる・暗すぎる部分を作らない」ということです。
少しの明暗差であれば撮影後の露出補正でも十分綺麗になります。
しかし「明るすぎる・暗すぎる」部分はどうにもなりません。
業界用語では、明るすぎて真っ白になってしまった部分のことを「白トビ」といい、暗すぎて真っ黒になってしまった部分のことを「黒つぶれ」といいます。
- 白飛び
…明るすぎて真っ白になってしまった箇所 - 黒つぶれ
…暗すぎて真っ黒になってしまった箇所
この白トビや黒つぶれが起きると、明るさを決める「階調」というものがなくなり、後から補正することができません。
意図的に太陽を白トビさせたり、陰を黒つぶれさせるのは良いですが、基本的にはそのような部分をなくすために露出を適切に調整しましょう。
露出の目安は±0を基本として、-1.0 〜 +1.0の範囲で調整すると良いです。
②構図
次に考えるべきポイントは「構図」です。
人の目には美しいと感じる形や配置があります。パーツや余白の比率によって、同じモノでも与える印象が全く変わってきます。
構図は写真を撮る上でも非常に大切な要素です。常に「被写体をどこに配置するか」ということを考えながら撮影すると上達のスピードも上がります。
そしてこの構図ですが、後から切り抜きで微調整するのも可能です。
しかし後から無理やり構図を変えようと写真を切り抜いたりしても、そこには限界があります。切り抜いた写真は拡大されるので、解像度も低くなってしまいがちです。
ベースとなる構図は必ず撮影時に考えて撮るようにしましょう。
構図に関して詳しく説明した記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
③ピント
最後は「ピント」です。
ピントは、3つの中でも一番重要で、特に意識するべきポイントになります。
というのも、ピンボケした写真は後からの修正が完全に不可能だからです。
被写体がボケてしまった写真や、手ぶれしてしまった写真は「見せたい・伝えたい」ものが全くわからなくなってしまします。
そのためピント合わせは確実に行うようにしましょう。
ピントの合わせ方のコツについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ【一瞬の景色を逃さないために】
撮影の現場(特に外)では、太陽の具合や、動物の一瞬の姿、人がちょうどいなくなった時など、一刻でその場の風景は変わっていきます。
そのため、撮影前に色々と設定をしている間にシャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。
そのようなことが起きないよう、最初のうちは今回の記事でご説明した3つのポイントのみを意識して撮ってみてください。
私も普段の撮影で最低限意識するポイントはこの3つです。
写真撮影の上達のコツは「いろんなカメラの設定をうまくいじれるか」ではなく「明るさを意識しつつ、どんな構図でどこにピントを合わせて撮るか」ということです。
ぜひ参考にしてみてください(^^)
コメント