春の訪れを一足早く感じることができる「梅」。
早いものだと1月頃から咲き始め、年始にはすでに花の撮影を楽しむこともできるのが特徴です。
今回はそんな梅の魅力的な撮り方をイラストを使って解説します!
初心者の方もすぐに実践できるテクニックなので、ぜひ参考にしてみてください(^^)
梅を撮影するためのレンズ
梅を撮影するには35mm換算で90mm以上の中望遠〜望遠レンズが良いでしょう。ボケを活かした写真が撮りやすくなります。
「35mm換算ってなに?」と言う方は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
魅力的な梅の撮り方
では実際に梅の撮り方について解説していきます。
流れとしては以下の通りです。
梅を撮影する流れ
- 撮影準備
- 手前と奥の木が被る位置に立つ
- 主役となる梅の花を見つけ、寄る
- 梅の「しべ」にピントを合わせる
- 構図を調整する
- シャッターを切る
順番に詳しく見ていきましょう。
①撮影準備
カメラの設定は「絞り優先(A/Av)モード」に設定し、F値を最小にします。
②手前と奥の木が被る位置に立つ
今回の最も重要なポイントです。撮影する際は、手前をボカし、奥に咲いてる梅にピントを合わせて撮る想定とします。
そのため、手前と奥の梅の木が被る撮影ポイントを見つけましょう。
③主役となる梅の花を見つけ、寄る
撮影ポイントを見つけたら、主役となる梅の花を見つけます。このとき、奥のほうにある梅を見つけるようにします。
花の向きが正面を向いているものが良いでしょう。
そのあと、自分の足か、ズームをして主役となる梅の花に寄ります。
④梅の「しべ」にピントを合わせる
狙った梅の花の「しべ(花の真ん中)」にピントを合わせます。
このとき、手前のボケを確認します。
ピントの合わせ方については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
⑤構図を調整する
この状態で構図を調整します。
梅は咲き乱れているため、やや構図調整が難しい時があります。
三分割法を用いるか、梅を中央に持ってきてバランスを取りましょう。
⑥シャッターを切る
この状態でシャッターを切ります!
梅の写真 作例
実際に今回解説した方法で撮影した梅の写真をご紹介します。
手前に咲いてる梅をアップして撮るだけでも可愛らしい花ををおさめることはできますが、「前ボケ」を意識することにより、さらに魅力的な写真にすることができます。
今回ご紹介した撮影方法はあくまで一例です。
参考にしていただけるのは非常に嬉しいですが、撮り方にとらわれず、自分なりの撮影方法をたくさん研究してみてくださいね(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。