山手線沿線には東京を代表するさまざまなスポットがあります。
都会的なビル群、レトロな街並み、自然溢れる公園、住宅街など、駅によって特色が異なるのも面白いです。
本記事では、山手線全30駅それぞれのおすすめ撮影スポットをご紹介します。
また、駅ごとの特色を生かした風景・建築・ストリートスナップのポイントも解説。全駅実際に訪れて撮影した写真も掲載しています。
普段使っている駅も、視点を変えれば新たな発見があるかもしれません。
ぜひ撮影スポットの参考にしてみてください!
山手線の概要
※今すぐに山手線の撮影スポット一覧を見たい方はこちらから該当箇所へ飛べます。

東京をぐるりと一周するように走るJR山手線。
現在は全30駅からなっており、約2〜4分間隔で運行しています。初めて東京に来た時には運行間隔が短すぎて衝撃を受けました。。
ちなみに実際の山手線はこんなに綺麗な丸ではなく↓のピーマンのような形です。

山手線の進行方向
終点がないため、山手線の進行方向を示す際は「内回り」「外回り」という言葉を使います。外側を走る電車と、内側を走る電車という意味ですね。

ただ自分も山手線を何度も利用していますが「内回り」「外回り」という言葉は未だに「どっちだ??」となります。
なので日本の道路と同じで「山手線は左側通行」と覚えると良いかもしれません。
山手線を1周歩くとどのくらいかかる?
山手線1周チャレンジをしている方をたまに見かけますが、徒歩だと約12時間くらいかかるようです。
距離にすると約45km。
この記事のタイトルには「山手線一周撮影旅!」と書いてますが、実際に1日で撮影は無理すぎます。笑
歩くだけで丸一日かかるので、ちょっと寄り道して撮影なんかしてたら24時間くらいかかりそうです。そのチャレンジも面白そうですが…。笑
山手線の撮影スポットの特徴
東京の中心をぐるっと一周している山手線ですが、やはり駅ごとに特徴があります。
写真の撮影スポットだけに関して言うと、下図のような感じです。

個人的な意見ですが、撮影スポットが豊富なのは山手線左右半分くらいな印象。
ただスポットがあまりなさそうな場所でも良い写真が撮れると嬉しいですし、他の人が撮った写真と似たり寄ったりになることがありません。
自分だけが知っている撮影スポット探しをするのも一興ですね。
山手線の撮影スポット【全30駅】
山手線の駅のナンバリングは東京から始まっています。
東京が「JY 01」で、内回り(反時計回り)に番号が振られており、最後が有楽町「JY 30」です。
今回はこの順番に沿って撮影スポットをご紹介していきます!
1. 東京

東京駅のスポットは何といってもシンボルである駅舎(丸の内駅舎)です。
ここの広場にはいつ訪れても記念撮影している人がいますね。自分も何度か通りすがりの人に撮影を頼まれました。
駅舎自体はもちろん、結婚式の前撮り撮影などでも人気のスポットです。







東京駅周辺のおすすめ撮影スポットはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓

2. 神田

東京の隣は神田駅です。神田駅の近くには日本橋があります。
春は日本橋付近の桜が一斉に咲くため、「東京×桜」を撮るにはかなりオススメのスポットです。
ちょっと高級感のある街並みも個人的に好きなポイントですね。






3. 秋葉原

秋葉原は言わずと知れた電気街・サブカルの聖地。
一昔前は「ヲタクの街」という印象でしたが、現在は異国かのように海外の方がたくさんいます。
それだけ日本のサブカル文化が海外には人気なのですね。
秋葉原特有のごちゃっとした街並みがストリートスナップ映えします。個人的に良く行くスポットです。





秋葉原周辺の撮影スポットはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓

4. 御徒町

御徒町(おかちまち)は上野の有名な商店街「アメ横」や「上中(うえちゅん)」と繋がっています。
下町感のあるこれらの商店街は撮影スポットにオススメです。
駅前にパンダがいたり、パンダ広場という広場があったりで、もうほぼ上野ですね。






5. 上野

上野は東京屈指の観光スポット。
上野公園やアメ横商店街、街並みなど、撮影がかなり楽しめます。
上野動物園なんかも周ったら丸一日滞在できるほどの魅力がありますね。





上野のおすすめ撮影スポットの詳細はこちら↓

6. 鶯谷

鶯谷(うぐいすだに)は山手線の駅の中で一番小さい気がします。
調べてみると山手線沿線で最も乗車人員が少ない駅だそう。確かに休日にも関わらず東京とは思えない人の少なさでした。
鶯谷はホテルや歓楽街なイメージ。そして昼間の物静かな感じがまた下町感を漂わせています。
ひっそりとした歓楽街がストリートスナップに最適ですね。






7. 日暮里

日暮里は基本的に住宅地ですが、下町の観光地でもある「谷中」の最寄駅です。
駅から程近くに商店街のある谷中銀座があり、食べ歩き等も楽しむことができます。下町を感じられる撮影スポットです。






8. 西日暮里

西日暮里も主に住宅が多いです。
前述した谷中銀座は西日暮里方面へも抜けるため、主なスポットとしては同様に谷中銀座辺りですね。
日暮里〜西日暮里間は距離が近いのも特徴。駅間約500mで、徒歩でも7分くらいで行き来できます。






9. 田端

田端(たばた)も主に住宅街の地域です。
山手線の駅的には鶯谷駅の次くらいに小さい印象。
ただ田端付近は貨物線・新幹線などが通り、線路がかなり多いです。橋から見下ろす線路の多さは都会さながらのスポット。
また新海誠監督映画「天気の子」の聖地としても界隈では有名らしいです。






10. 駒込

駒込は桜の品種である「ソメイヨシノ」の発祥の地です。
桜にちなんでホームの発車メロディーには童謡「さくらさくら」が流れます。
また紅葉の名所で有名な「六義園」の最寄駅でもあります。春と秋は多くの観光客で賑わいを見せるのが駒込です。







11. 巣鴨

「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている巣鴨。
街のメインストリートである「巣鴨地蔵通り商店街」では、日用品はもちろん、甘味や塩大福・金太郎飴・赤パンツなどの名物が売られています。
下町感溢れるこの商店街は観光としても楽しめるおすすめスポットです。






12. 大塚

大塚は大都会池袋の隣にありながら、住宅街として賑わう地域です。
また東京に残る唯一の都電である東京さくらトラム(都電荒川線)が走っています。
ちょっと昔ながらの商店街もあったりして、風情が漂うスポットです。






13. 池袋

池袋は言わずと知れた都内でも有数の繁華街。
渋谷・新宿に並ぶ東京の3大副都心として指定されています。
近年はサブカルの街としても有名になってきており、秋葉原と並びたつ存在に成長している池袋。
人の行き来も多く、ストリートスナップが捗ります。







池袋の撮影スポットは別の記事で詳しくご紹介しています↓

14. 目白

目白は山手線沿線の中でも落ち着いた駅。鶯谷や田端と同じ雰囲気を感じます。
商業施設は少なめですが、個性的なカフェやレストランが点在し、静かで洗練された街並みが魅力。
また目白は夏目漱石ゆかりの地らしく、文化の街という一面もあるようです。







15. 高田馬場

高田馬場(たかだのばば)駅周辺は学生街として知られ、多くの大学や専門学校が集まる活気あるエリア。
塚治虫ゆかりの地としても知られ、駅ホームの発車メロディでは「鉄腕アトム」が流れます。
駅前のごちゃっとした雰囲気が独特で、撮影していて面白いですね。






16. 新大久保

新大久保は東京都新宿区に位置する、多文化が共存するエリア。特にコリアンタウンとして有名です。
JR新大久保駅周辺には韓国スイーツのカフェやチキン専門店も多く、トレンド発信地としても注目されています。
メインストリートは人がかなり多いので、お祭りの雰囲気を楽しめます。





17. 新宿

新宿には魅力的な撮影スポットがたくさんあります。
新宿御苑、東京都庁、歌舞伎町、また駅周辺の高層ビル群など都会的な写真を撮るのに最適なスポットです。
個人的に山手線でトップ3くらいに入る撮影スポットですね。






新宿の撮影スポットはこちらの記事でまとめています↓

18. 代々木

代々木駅は新宿駅から約700mしか離れていなく、ほぼ新宿です。笑
代々木付近から新宿方面に歩いていくと、景色がどんどん大都会になっていくのは面白いですね。






19. 原宿

原宿も撮影スポットが豊富なエリア。
竹下通り、表参道、キャットストリートなどはストリートスナップに最適です。
また、近くの代々木公園では都会にあるとは思えない自然豊かな写真も撮れます。特に紅葉の時期はオススメです。







原宿の撮影スポットはこちらの記事で詳しくまとめています↓

20. 渋谷

渋谷も撮影スポットが多いエリアです。
海外でも有名な渋谷スクランブル交差点、都会的な公園と商業施設が融合したMIYASHITA PARK、センター街や道玄坂の繁華街繁華街など、さまざまなスナップ撮影が楽しめます。
近年は新宿のような高層ビルも比較的多くなってきていて、大都会を感じられるスポットです。







渋谷の撮影スポットはこちらの記事で詳しくまとめています↓

21. 恵比寿

恵比寿は大人の雰囲気が漂うエリア。
高級感のあるレストランやおしゃれなカフェ、モダンなオフィスビルが立ち並びます。
恵比寿ガーデンプレイスを中心に、美しい街並みと落ち着いた雰囲気が広がっています。撮影スポットにもオススメです。
恵比寿の近くには東京都写真美術館があり、写真を撮るだけではなく「観る」という体験ができます。






22. 目黒

目黒の撮影スポットの代表はなんといっても「目黒川」。
春に咲く桜の並木は個人的に都内一で圧巻です。
また目黒駅の近くには東京都庭園美術館や国立科学博物館附属 自然教育園があり、都心とは思えないほどの環境で森林浴ができます。









23. 五反田

五反田(ごたんだ)は主にオフィス街。
またそれらと並ぶように繁華街があり、事業所や飲食店が密集しています。
昼はビジネスパーソンで賑わい、夜は居酒屋やバーが活気付く街なイメージ。
撮影時は休日の昼間だったため、人通りがかなり少なかったです。







24. 大崎

大崎はタワーマンションに溢れるエリア。
また近代的なビル群が並ぶ「大崎ニューシティ」や「ゲートシティ大崎」が特徴的です。
周辺には公園や商業施設も多く、静かな住宅街と賑やかなビジネス街が共存する独特の雰囲気を持っています。







25. 品川

品川は東京の主要な交通拠点。
撮影スポットとしては品川駅周辺の近代的な高層ビル群がおすすめです。
特に品川インターシティは建物自体も広大で歩きやすいため、工夫次第で色んな写真が撮れると思います。








26. 高輪ゲートウェイ

高輪ゲートウェイは、2020年3月に開業した山手線の中で一番新しい駅です。
駅自体もデザインも山手線の他の駅とは全く異なり、駅構内だけでも写真が映えます。
駅の周りはまだそれといってスポットがないのですが、今後オフィスビルや商業ビルが次々と開業されていく予定です。どんな街になるのか楽しみですね。







27. 田町

田町は、東京のビジネス街と住宅地が融合するエリアです。
駅周辺の高層ビル群は都会的で洗練された景色を撮ることができます。また少し歩くと東京タワーが見えるスポットもあるのが特徴です。







28. 浜松町

浜松町は東京の港区に位置するエリア。
近くには「旧芝離宮恩賜庭園」があり、日本庭園の美しい景観を楽しむことができます。
ただすぐ側には高層ビル群も立ち並び、自然と都会の風景が同時に存在するのも特徴。
また浜松町駅周辺からも東京タワーを見ることができます。






29. 新橋

新橋は繁華街の賑やかな雰囲気が特徴のエリア。
がやがやとした雰囲気を感じれる撮影スポットもあれば、近くの汐留ではカチッとした雰囲気のオフィス街もあります。
また日比谷公園も近いため、自然の景色を楽しむことも可能です。







30. 有楽町

有楽町は東京駅や銀座にも近く、撮影スポットが豊富なエリアです。
特に東京国際フォーラムは有名な写真スポットですね。訪れると必ずカメラマンがいます。笑
個人的には銀座の街並みを撮るのも好きです。







まとめ
東京の中心を1周している山手線でも、駅によって色んな特徴があるのが面白いですね。
主要な駅には何度も撮影に訪れたことがあるのですが、記事を作成するにあたって初めて降りた駅もありました。
そこで改めて感じたのは自分で撮影スポットを探す楽しさです。
「ここからこんな景色が見えるんだ!」という発見がいくつもありました。
同じ地域で長く写真を撮っていると、あの場所に行けば絶対良い写真が撮れるというスポットがわかってきます。
なので新しい場所に行くという選択肢が薄れていくようにも感じます。
カメラマンあるあるかもしれないのですが、そこで割とマンネリになっちゃったりするんですよね。
新しい場所にいって新鮮さを取り戻す。
この記事がそんな撮影スポット探しのきっかけになってくれれば幸いです!

