
小さくて軽いミラーレスが欲しいけど、種類が多すぎて選べない…。結局どれを買えばいいんだろう?
このような疑問にお答えします!
ミラーレス一眼は「小型・軽量」を売りにしている機種も多くあります。
一眼カメラのなかでも、とくに持ち運びやすいジャンルですね。
そこで今回は、2026年9月時点で買える小型ミラーレス10機種を紹介。
ボディ単体ではなく、キットレンズを付けた「持ち歩き総重量」も比べてみました。
この記事でわかること
- 小型ミラーレス10機種のスペックと価格の違い
- レンズ込みで500gを切るのはどの機種か
- ファインダーと手ぶれ補正を両立している機種
- 予算と撮り方に合わせた、失敗しない選び方
今回ご紹介する10機種のうち、実際に購入して使っている機種もあります。
手元にない機種については、各メーカーが公表しているスペックをもとに比較していきます。
実際に使った機種とそうでない機種は、本文中でもはっきり分けて書きますね。
カメラ選びに悩まれている方はぜひ参考にしてみてください!
結論|目的別おすすめ早見表


先に結論からお伝えすると「何を優先したいか」で、選ぶべき機種は大きく変わります。
- とにかく軽く持ち歩きたい
→ LUMIX G100D(レンズ込み413gで10機種中最軽量) - できるだけ安く始めたい
→ OLYMPUS PEN E-P7(ボディ約68,000円で最安。しかも430g) - 旅行やスナップをバランスよく撮りたい
→ FUJIFILM X-M5(490g・6.2K動画にも対応) - 動画やVlogがメイン
→ SONY ZV-E10 II(484g・約2600万画素) - ファインダーも手ぶれ補正も欲しい
→ OM SYSTEM PEN(両立するのは10機種中2機種だけ) - 画質を最優先したい
→ FUJIFILM X-E5(4020万画素で10機種中トップ) - 見た目で選びたい
→ Nikon Z fc(クラシックなダイヤル操作) - フルサイズの写りが欲しい
→ LUMIX S9(唯一の小型フルサイズ)
以下より、それぞれの理由を詳しく解説していきます!
コンパクトなミラーレス一眼とコンデジ・スマホ・一眼レフの違い


機種の話に入る前に、前提の整理です。
「小さいカメラが欲しい」と思ったとき、選択肢はミラーレスだけではありません。
コンパクトデジカメ(コンデジ)もありますし、そもそもスマホでも撮れます。
ここを整理しておくと、あとの機種選びがぐっと楽になると思います。
ミラーレス最大の強みは「レンズを交換できる」こと


ミラーレスとコンデジのいちばんの違いは、レンズ交換ができるかどうかです。
コンデジはレンズが固定されています。そのぶん薄くて軽いのですが、写りの幅はレンズの性能で決まってしまうのも事実です。
一方ミラーレスは、撮りたいものに合わせてレンズを付け替えられます。
広く撮りたければ広角レンズ、背景をぼかしたければ明るい単焦点レンズ。
ボディを買い替えなくても、レンズだけで写真が変わるのが大きな魅力です。
長く使うほど、この差は効いてきます。
スマホとの違いは「ボケ」と「暗さへの強さ」


最近のスマホはとても優秀です。
明るい昼間の風景なら、正直そこまで大きな差は出ません。
差がはっきり出るのは、背景のボケと暗い場所です。
ミラーレスはセンサーが大きく、レンズも大きい。
そのぶん自然なボケが出せますし、夜や室内でもノイズが少なく撮れます。
スマホのポートレートモードは、ソフトウェアでボケを作っています。
髪の毛やメガネのフチで不自然になることがありますよね。
ただし荷物は確実に増える


正直なところも書いておくと、ミラーレス一眼を持つと荷物は確実に増えます。
本体とレンズだけではありません。
予備バッテリー、SDカード、レンズを増やせばその分のスペースも必要です。



だからこそ「どこまで軽くできるか」も大事になります。
一眼レフという選択肢はもうないのか
「一眼カメラ」で探していると、一眼レフも候補に挙がってきますよね。
ただ小型・軽量を求めるなら、いまは選びにくくなっています。
一眼レフは本体の中に鏡(ミラー)とプリズムが入っています。その構造のぶん、どうしても厚みと重さが出てしまうんです。
今回紹介する10機種は、レンズ込み413g〜641gに収まります。一眼レフでこの重さを狙うのは、かなり難しいですね。
さらに主要メーカーの新製品も、ほぼミラーレス一眼に移っています。



これから買うなら、ミラーレス一眼から選ぶのが現実的だと思います。
小型ミラーレス一眼の選び方5つ


ここからは、具体的な選び方を5つに分けて解説します。
この5つを押さえておけば、10機種から自分に合う1台を絞り込めますと思います!
①センサーサイズで「軽さの上限」が決まる
まず決めたいのがセンサーサイズです。
今回の10機種は、大きく3つに分かれます。
- マイクロフォーサーズ(3機種)…もっとも小さく、レンズも軽い
- APS-C(6機種)…画質と軽さのバランスが良い
- フルサイズ(1機種)…もっとも大きく、画質は最上位
大事なのは、センサーが大きいほど良い、とは限らないという点です。
センサーが大きくなると、それを覆うレンズも大きく重くなります。
ボディが軽くても、レンズが重ければ意味がありませんよね。
実際、今回いちばん軽かったのはマイクロフォーサーズのLUMIX G100Dでした。
レンズ込みで413gです。
対してフルサイズのLUMIX S9は641g。
その差は228gで、缶コーヒー1本分くらい違います。
②ファインダー(EVF)があると屋外で撮りやすい


次に確認したいのが、ファインダー(EVF)の有無です。
ファインダーとは、カメラを目に当てて覗く小さな窓のこと。
今回の10機種のうち、搭載しているのは5機種だけです。
「背面モニターで見られるなら要らないのでは?」と思うかもしれません。ただ晴れた日の屋外だと、モニターは反射してほとんど見えなくなります…。
ファインダーを覗けば、明るい場所でも構図とピントをしっかり確認できます。
両手と顔の3点でカメラを支えられるので、手ブレも減らせますよ。
逆に、室内やVlog中心ならなくても困りません。
屋外で写真を撮る時間が長いかどうかで判断するのがおすすめです。
③ボディ内手ぶれ補正は暗所と動画で効く


3つ目はボディ内手ぶれ補正です。
カメラ本体がセンサーを動かして、手の揺れを打ち消してくれる機能ですね。
今回の10機種で搭載しているのは4機種だけでした。小型機では省かれやすい機能ではありますね。
効いてくるのは、夕方以降の暗い場所と、歩きながらの動画撮影です。
逆に昼間のスナップだけなら、なくてもそれほど困りません。
なおレンズ側に手ぶれ補正が入っている場合もあります。
「ボディになくても、レンズで補える」ケースがあることは覚えておいてください。
④レンズを含めた総重量と総額で考える


ボディだけ軽くても意味がありません。カメラは必ずレンズを付けて持ち歩くからです。
たとえばFUJIFILM X-E5はボディ445gで、決して軽くはありません。
でもキットのXF23mmF2.8は90gと軽いので、合計535gに収まります。
一方Nikon Z fcは同じ445gですが、キットレンズが135g。
合計580gとなり、X-E5より45g重くなります。
ボディの数字だけを見比べていると、この逆転には気づけません。
だからこそレンズ込みの総重量で比べる必要があります。
軽さを突き詰めるなら、薄型の単焦点レンズを選ぶ手もあります。


マイクロフォーサーズなら、LUMIX G 20mm F1.7も軽量で人気です。
こうした薄型レンズと組み合わせると、総重量はさらに下がりますよ。


そして忘れがちなのが総額です。
ボディが安くても、欲しいレンズが高ければ結局出費は増えます。
最初はレンズキットを買い、あとから1本足す。この形がいちばん失敗しにくいと思います。
⑤静止画メインか、動画メインか


最後は、何を撮るかです。
ここで候補がかなり絞られます。
動画やVlogがメインなら、Nikon Z 30とSONY ZV-E10 IIが有力です。
どちらもファインダーを省き、そのぶん軽さと操作性に振っています。
写真がメインなら、ファインダー付きを選んでおくと後悔が少ないです。
OM SYSTEM PEN、X-E5、Z fc、EOS R50、LUMIX G100Dが該当します。
どちらも撮りたい、という場合はX-M5が候補になります。
ファインダーはありませんが、6.2K動画に対応しているためです。
小型ミラーレス一眼10機種のスペック比較表


それでは、10機種を並べて比較してみます。
※価格は2026年9月14日時点のものです。
| 機種 (タップで詳細へ) | センサー | 画素数 | ファインダー | ボディ内 手ぶれ補正 | ボディ重量 | 価格 (ボディ) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| OM SYSTEM PEN | マイクロ フォーサーズ | 2037万 | ◯ 約236万ドット | ◯ 5軸・中央5.5段 | 393g | 約133,700円 |
| PEN E-P7 | マイクロ フォーサーズ | 約2030万 | × | ◯ 5軸 | 337g | 約68,300円 |
| LUMIX G100D | マイクロ フォーサーズ | 2030万 | ◯ 約236万ドット | × 動画のみ電子式 | 346g | キットのみ |
| FUJIFILM X-M5 | APS-C | 2610万 | × | × 動画のみ電子式 | 355g | 約113,600円 |
| FUJIFILM X-E5 | APS-C | 4020万 | ◯ 約236万ドット | ◯ 5軸 | 445g | 約205,000円 |
| Nikon Z fc | APS-C | 2088万 | ◯ 約236万ドット | × | 445g | 約103,900円 |
| Nikon Z 30 | APS-C | 約2090万 | × | × | 405g | 約83,000円 |
| Canon EOS R50 | APS-C | 約2420万 | ◯ 約236万ドット | × | 375g | キット98,400円〜 |
| SONY ZV-E10 II | APS-C | 約2600万 | × | × | 377g | 約109,700円 |
| LUMIX S9 | フルサイズ | 2420万 | × | ◯ 5軸 | 486g | 約185,000円 |
レンズを付けた「持ち歩き総重量」で並べ直す
各機種にキットレンズを付けたときの重さを、軽い順に並べ直しました。
基準として500mlのペットボトル(約500g)より軽いかも入れています。
| 機種 (タップで詳細へ) | ボディ | キットレンズ | レンズ 重量 | 総重量 | 500ml より軽い |
|---|---|---|---|---|---|
| LUMIX G100D | 346g | G VARIO 12-32mm | 約70g | 413g | ○ |
| PEN E-P7 | 337g | M.ZUIKO 14-42mm EZ | 93g | 430g | ○ |
| SONY ZV-E10 II | 377g | E PZ 16-50mm II | 107g | 484g | ○ |
| FUJIFILM X-M5 | 355g | XC15-45mm OIS PZ | 135g | 490g | ○ |
| Canon EOS R50 | 375g | RF-S18-45mm IS STM | 130g | 505g | × |
| OM SYSTEM PEN | 393g | M.ZUIKO 14-42mm III | 125g | 518g | × |
| FUJIFILM X-E5 | 445g | XF23mm F2.8 R WR | 90g | 535g | × |
| Nikon Z 30 | 405g | Z DX 16-50mm VR | 135g | 540g | × |
| Nikon Z fc | 445g | Z DX 16-50mm VR | 135g | 580g | × |
| LUMIX S9 | 486g | LUMIX S 18-40mm | 155g | 641g | × |
比較でわかった3つのこと
10機種を並べてみて、はっきり見えてきたことが3つあります。
①500gを切るのは4機種だけ
レンズ込みでペットボトル1本より軽いのは、G100D・E-P7・ZV-E10 II・X-M5。
残る6機種は500gを超えます。
「小型ミラーレス」と呼ばれていても、実際の重さには200g以上の幅がありますね。
②ファインダーと手ぶれ補正を両立するのは2機種だけ
両方を備えているのは、OM SYSTEM PENとFUJIFILM X-E5のみでした。
10機種中わずか2機種です。
この2つを妥協したくないなら、選択肢は最初から2択になります。
③新型PENは「一番軽いPEN」ではない
新型のOM SYSTEM PENは393g、レンズ込みで518g。
従来のPEN E-P7(337g/430g)より88g重くなっています。



ファインダーと防塵防滴を積んだ代償かと思いますが、もちろん機能は間違いなく進化しています。
マイクロフォーサーズの小型ミラーレス3機種


ここからは機種ごとに見ていきます。
まずは、もっとも軽く仕上げやすいマイクロフォーサーズの3機種から。
OM SYSTEM PEN|EVFと手ぶれ補正を両立した新型
2026年10月下旬に発売される新型PENです。型番がなくなり、シンプルに「PEN」という名前になりました。
最大の進化は、シリーズ初のファインダー搭載です。
さらに防塵防滴(IPX1)にも初めて対応しました。
ボディ内5軸手ぶれ補正は中央5.5段。
今回の10機種で、ファインダーと手ぶれ補正を両立する数少ない1台です。
ただし前述のとおり、重さは393g。
レンズ込み518gで、コンパクト枠としては中位に落ち着きます。
価格はボディ約133,700円、14-42mmレンズキットで約148,500円。
ひとつ前に発売されたPEN E-P7の倍近い価格設定です。
PENと他機種をもっと詳しく比べたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。





ちなみに私がコンパクトさに惚れて、初めて買ったカメラもPEN(OLYMPUS PEN E-PL1)でした。
OLYMPUS PEN E-P7|安くて軽い、コスパ最強の一台
2021年発売の従来型PENです。新型が出た今も、変わらず現行モデルとして販売されています。
魅力は何といっても価格と軽さのバランスです。
ボディ約68,300円は、10機種中で最安。
それでいて337g、レンズ込み430gと2番目に軽い。ボディ内5軸手ぶれ補正もしっかり入っています。
弱点はファインダーがないこと。晴れた日の屋外では、背面モニターが見づらく感じる場面があります。
ただ「安く、軽く、手ぶれ補正つきで始めたい」なら有力候補です。



初めての1台としては、かなり完成度が高いと思います。
LUMIX G100D|10機種中もっとも軽い413g
今回の比較で最軽量だったのがこのG100Dです。レンズ込みで413gしかありません。
キットレンズのLUMIX G VARIO 12-32mmが約70gと非常に軽いのが効いています。
ボディ346gと合わせても、缶コーヒー1本程度の重さです。
しかもファインダーを搭載しています。この軽さでファインダー付きというのは、かなり貴重な存在ですね。
価格もレンズキットで約80,600円と手頃です。
10万円以下でファインダー付き、という条件なら真っ先に候補に挙がります。
弱点は、ボディ内手ぶれ補正がないこと。静止画では手ブレ対策をレンズ側に頼る形になります。
とはいえ昼間のスナップや旅行用途なら、そこまで問題にはなりません。



軽さを最優先するなら、一番の候補だと思います。
APS-Cの小型ミラーレス6機種


続いてAPS-Cの6機種です。
画質と軽さのバランスが良く、もっとも選択肢が多い帯になります。
FUJIFILM X-M5|実際に使って感じた良さと物足りなさ
10機種のうち、私が実際に購入して使っているのがこのX-M5です。
ここだけは実体験としてお伝えできます。
まず良いところとしては、とにかく気軽に持ち出せます。
ボディ355g、キットレンズ込みでも490g。
小さめのバッグにも無理なく入りますし、首から下げても疲れません。
FUJIFILMならではのフィルムシミュレーションも楽しいです。
撮って出しのJPEGがそのまま使えるので、現像の手間が減りました。
動画も6.2Kまで対応しています。この価格帯で写真も動画も、というのはかなり優秀です。
一方で、物足りない点もあります。
ひとつはファインダーがないこと。晴天の屋外だと、やはり背面モニターは見づらいです…。
もうひとつはボディ内手ぶれ補正がないこと。
夕方以降の撮影では、シャッタースピードに気をつける必要があります。
とはいえ、この2つを割り切れるなら満足度は高いです。



旅行やスナップのお供としては、間違いなく優秀な一台だと思っています。
より詳しい使用感は以下の記事を参考にしてみてください。


FUJIFILM X-E5|画質と手ぶれ補正を最優先するなら
今回の10機種で、もっとも画質に振っているのがX-E5です。
4020万画素は、2番手のX-M5(2610万画素)を大きく引き離します。
ファインダーとボディ内5軸手ぶれ補正の両方を搭載。
新型PENと並ぶ、数少ない「全部入り」の小型機です。
重さは445gとやや重め。
ただしキットのXF23mmF2.8が90gと軽いため、合計535gに収まります。
ネックは価格です。ボディ約205,000円は10機種中もっとも高く、キットだと25万円を超えます。
なお私はX-E5の前モデルにあたるX-E4を使っていました。
コンパクトなボディにダイヤルが並ぶ操作感は、本当に気持ちが良いです。



ただしX-E5そのものは手元にありませんので、ここではスペック上の比較にとどめておきます。


Nikon Z fc|魅力的なデザイン。ただし重さは覚悟がいる
フィルムカメラのようなクラシックデザインが人気のモデルです。
「THEカメラ」という外見で選ぶなら、10機種中でも一番それらしい見た目です。
ダイヤルが並ぶ天面は、触っているだけで楽しいと思います。ファインダーもしっかり搭載。
ただし正直にお伝えすると、重さの面では厳しいです。
ボディ445gに、キットレンズ135gを足して合計580g。
10機種中9位で、フルサイズのLUMIX S9に次ぐ重さになります。
ボディ内手ぶれ補正もありません。



価格は約103,900円とお手頃なので、割り切って選ぶ形になるかなと思います。
Nikon Z 30|8万円台で買えるVlog向けモデル
Z fcからファインダーを取り除き、動画向けに整理したモデルです。
中身のセンサーはZ fcとほぼ同じものを積んでいます。
ファインダーがないぶん、重さは405gまで下がりました。価格も約83,000円と、Z fcより2万円以上安く買えます。
バリアングルモニターで自撮りもしやすい構造です。
録画中に光る前面のタリーランプも、動画を撮る人にはうれしいポイント。
ただしキットレンズが135gあるため、総重量は540g。



「軽いVlogカメラ」を求めるなら、後述のZV-E10 IIのほうが有利です。
Canon EOS R50|10万円以下でファインダー付き
キヤノンのエントリー向けミラーレスです。
標準ズームキットで約98,400円と、10万円を切ります。
この価格でファインダーが付いているのが強みですね。ボディ375g、レンズ込み505gと重さも抑えられています。
キヤノンはオートフォーカスの評価が高いメーカーです。
動く被写体、たとえばお子さんやペットを撮る方には向いています。
ボディ内手ぶれ補正は非搭載です。そのぶんレンズ側の手ブレ補正でカバーする設計になっています。
望遠レンズも付くダブルズームキットでも約111,300円。



初めての1台をコスパで選ぶなら、有力な候補かと思います。
SONY ZV-E10 II|動画を撮るならこれが本命
ソニーのVlog向けシリーズ「VLOGCAM」の一台です。
名前のとおり動画に特化していますが、写真もしっかり撮れます。
画素数は約2600万画素。APS-C勢のなかでは、X-E5に次ぐ高画素です。
重さはボディ377g、レンズ込み484g。
キットのE PZ 16-50mm IIが107gと軽く、500gを切っています。
ファインダーとボディ内手ぶれ補正はどちらもありません。完全に動画寄りの割り切った設計ですね。
価格はボディ約109,700円、パワーズームレンズキットで約118,600円。



動画がメインで、軽さも欲しいならこれが本命だと思います。
小型フルサイズという選択肢


最後に、フルサイズセンサーを積んだ小型機を1台だけ紹介します。
「小さいけれど画質は妥協したくない」という方向けです。
LUMIX S9|フルサイズで唯一のコンパクト機
フルサイズながら、ボディ486gに収めた意欲作です。
ファインダーを省き、平らなデザインにすることで小型化を実現しています。
ボディ内5軸手ぶれ補正も搭載。
2420万画素のフルサイズセンサーで、暗い場所にも強いです。
ただし総重量では10機種中もっとも重い641gになります。軽量な18-40mmレンズを選んでも、この数字です。
ここがフルサイズの難しいところですね。
ボディを小さくしても、レンズは小さくならないのです。
価格もボディ約185,000円と高めです。
それでも「フルサイズを毎日持ち歩きたい」という願いに応える唯一の存在。



画質を最優先し、多少の重さは許容できる方に向いています。
買う前に試すならレンタル・サブスクという手も


ここまで数字で比較してきましたが、限界もあります。
重さや大きさは、実際に持ってみないとわからないからです。
500gと600gの差も、数字で見れば100g。でも1日首から下げると、その差ははっきり感じると思います。
そこでおすすめなのが、購入前のレンタルです。
数千円で数日借りられるので、失敗するよりずっと安く済みます。







月額制のサブスクなら、複数の機種を入れ替えながら試すこともできますよ。
コンパクトなミラーレス一眼カメラに関するよくある疑問


最後に、よくありそうな疑問を独自にまとめました。
Q. いちばん軽いミラーレスはどれ?
今回の10機種ではLUMIX G100Dです。キットレンズ込みで413gと、唯一420gを切っています。
ボディ単体で比べるなら、PEN E-P7の337gが最軽量です。
どちらを基準にするかで答えが変わるので、注意してくださいね。
Q. コンデジとミラーレス、どっちがいい?
ポケットに入る薄さを最優先するなら、コンデジです。
ミラーレスはどんなに小さくても、レンズのぶん厚みが出ます。
一方で、あとから写真の幅を広げたいならミラーレス。
レンズを1本足すだけで、撮れるものが大きく変わります。
長く続けるつもりなら、ミラーレスのほうが満足度は高いと思います。
Q. 一眼レフとミラーレス一眼、どっちがいい?
小型・軽量を重視するなら、ミラーレス一眼です。
一眼レフは内部にミラーがあるぶん、どうしても厚く重くなります。
今回の10機種のような400g台を狙うのは難しいですね。
新しいレンズもミラーレス一眼向けが中心になっています。これから長く使うことを考えると、ミラーレス一眼のほうが安心です。
Q. ファインダーがないカメラはやめたほうがいい?
そんなことはありません。
実際、私が使っているX-M5にもファインダーはありません。
困るのは、晴れた日の屋外で背面モニターが見えにくいときくらいです。
室内や曇りの日なら、まったく問題なく撮れます。
ただ「屋外での撮影が多い」「じっくり構図を決めたい」という方は、あったほうが快適です。
Q. ボディ内手ぶれ補正がないと写真はブレる?
昼間の明るい場所なら、ほとんど問題ありません。シャッタースピードが十分に速くなるためです。
気をつけたいのは夕方以降と室内。
このときは手ブレ補正の有無がはっきり効いてきます。
なおレンズ側に手ブレ補正が入っていれば、ある程度はカバーできますよ。
Q. 予算10万円だと、どれが選べる?
10万円以下で狙えるのは、次の4機種です。
- PEN E-P7(ボディ約68,300円)
- LUMIX G100D(レンズキット約80,600円)
- Nikon Z 30(ボディ約83,000円)
- Canon EOS R50(標準ズームキット約98,400円)
このなかでファインダー付きは、G100DとEOS R50の2機種。
手ぶれ補正付きはPEN E-P7だけです。
まとめ|コンパクトなミラーレス一眼カメラおすすめ10選


今回は、小型・軽量なミラーレス一眼カメラ10機種を比較しました。
最後にもう一度、目的別のおすすめをまとめておきます。
- とにかく軽く持ち歩きたい
→ LUMIX G100D(413g) - できるだけ安く始めたい
→ OLYMPUS PEN E-P7(約68,300円・430g) - 旅行やスナップをバランスよく
→ FUJIFILM X-M5(490g) - 動画・Vlogがメイン
→ SONY ZV-E10 II(484g) - ファインダーも手ぶれ補正も欲しい
→ OM SYSTEM PEN - 画質を最優先したい
→ FUJIFILM X-E5(4020万画素) - 見た目で選びたい
→ Nikon Z fc - フルサイズの写りが欲しい
→ LUMIX S9
あらためてお伝えしたいのは、ボディの重さだけで選ばないことです。
カメラはレンズを付けて、はじめて持ち歩けるようになります。
そして「軽さ」と「機能」は、どうしてもトレードオフになります。ファインダーや手ぶれ補正を足せば、その分だけ重くなるのです。
だからこそ、自分が何を優先したいのかをはっきりさせてください。
そこが決まれば、10機種は自然と2〜3機種まで絞れると思います。
カメラ選びに悩まれている方の参考になれば幸いです!














