OLYMPUSやPanasonicのマイクロフォーサーズマウントは、軽量・コンパクトが魅力のカメラが多いです。
そのコンパクトなボディとの相性が良い「パンケーキレンズ」。
今回はそのパンケーキレンズの中でも、Panasonic製の「G 20mm/F1.7 II ASPH. 」について、実際に使った感想や作例を交えて詳しく解説していきます。
主な仕様
発売日 | 2013年7月11日 |
定価 | 55,000円 |
レンズタイプ | 単焦点 |
レンズ構成 | 5群7枚 |
焦点距離 | 20mm |
最短撮影距離 | 0.2m |
開放F値 | F1.7 |
フィルター径 | 46mm |
最大径 x 長さ | 63 x 25.5 mm |
質量 | 87g |
発売日は2013年と比較的古めのレンズ。しかしマイクロフォーズのパンケーキレンズの中では、今もなお人気のレンズの一つです。
また「Ⅱ」という名前の通り、旧型から作りが若干グレードアップしているのも特長。筒が金属製になったり、重さが軽くなっています。
新品価格は2万円代後半、中古は2万円前後で購入できます(2022年6月時点)。
フリマアプリで購入される場合は、たまに旧型が売られていることもあるので注意が必要です。
外見
パンケーキレンズなので、コンパクトなボディと相性バッチリです。
そもそも「パンケーキレンズ」とはレンズの長さが短い薄型のレンズを指します。
その見た目がパンケーキみたいなので、パンケーキレンズと呼ばれているわけですね。
特長
LUMIX G 20mm/F1.7 IIの特長は主に3つです。
LUMIX G 20mm/F1.7 IIの特長
- 携帯性がかなり良い
- F値が低く、ボケ表現も得意
- 人の目に近い焦点距離
1. 携帯性がかなり良い
パンケーキレンズなだけあってかさばることもなく、重さも87gとかなり軽いです。
ちょっと出かけるとき「ついでに」一眼カメラ持っていくのに最適。カバンにいれても邪魔になりにくいです。
出先で「カメラを持ってくれば良かった!」と後悔するシーンってありませんか?
「これは良い」という風景やシーンに出くわしスマホで撮ったけど、ちょっと物足りなさを感じる。そこでサッと取り出せる一眼カメラがあると便利です。
そんなカメラと最高にマッチするのがこのパンケーキレンズですね。
レンズが軽いとフットワークも良くなり、スナップ写真も捗ります。
2. F値が低く、ボケ表現も得意
開放F値が1.7と低く、暗い場所でもブレを抑えて使用できるレンズです。
20mm(35mm換算で40mm)のレンズなのでどちらかというとスナップ的な撮影に向いていますが、開放で寄ればしっかりボケてくれます。
3. 人の目に近い焦点距離
35mm換算で40mmの焦点距離は「標準レンズ」の帯域であり、50mm前後の画角は人の片目で見た範囲とだいたい同じと言われています。
なので良くも悪くも、目で見たままの写真を撮りやすいのが特長です。
望遠のような「写真ならでは」の画角ではなく「何気ない日常を見たままに切り取る」ような撮影に向いていると思います。
気になる点
このレンズの気になる点を一つ挙げるとすれば、オートフォーカスがやや遅いというところでしょうか。
ピントを合わせる箇所にもよりますが「他のレンズと比べたらちょっと遅いかな?」という印象です。
スナップ写真では全く問題ないですが、動きの速いものには向かないかもしれません。
またコンパクトなレンズ特有かもしれませんが、オートフォーカス時に「カッカッ」とレンズが頑張ってる音がけっこうします。笑
LUMIX G 20mm/F1.7 II の作例
私が実際にG 20mm/F1.7 II ASPH. を使って撮影した写真をご紹介します。
ボケを活かした写真よりは、その場でパシャっと撮った写真が多いですね。
レンズがコンパクトなので、周囲の人に威圧感を与えないのもメリットの一つです(街撮りでは結構大事です)。
まとめ
カメラ上達の近道は「とにかくたくさん撮ってみる」ことです。
そういう意味でもフットワーク軽く撮影ができるカメラとレンズは「カメラを持ち出すハードル」を下げる役目もあります。
お手軽なレンズでスナップ撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか(^^)
LUMIX G 20mm/F1.7 II に合うプロテクターは「46mm」になります。
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