オリンパスの25mmと45mmの単焦点が気になってるけど、実際どう違うのかな?
25mmと45mm、どっちを買おうか迷う…。
そんな疑問にお答えします!
発売してから年月が経っていますが、今もなお人気を誇るOLYMPUS純正の単焦点レンズが「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」と「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」の2つです。
今回はこれら2つレンズの購入を検討している方のために、25mm・45mmそれぞれのレンズの特徴、また実際に私が撮った作例などをご紹介。
「どちらを買おうか迷っている」という方のために、25mmを買うべき人・45mmを買うべき人、それぞれオススメポイントも合わせて解説します。
この記事を読めば、これら2つのレンズの特長が全てわかるはずです。ぜひ参考にしてみてください(^^)
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
まずご紹介するのは「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」です。
発売日は2014年2月と比較的年数が経っていますが、今もなおマイクロフォーサーズユーザーの中では人気のレンズです。
非常にコンパクトに作られているため、OLYMPUSのPENシリーズなど比較的小さめのカメラと相性抜群。
主な仕様
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の主な仕様です。
発売日 | 2014年2月28日 |
定価 | 税込46,200円 |
カラー | ブラック・シルバー |
レンズ構成 | 7群9枚 |
焦点距離 | 25mm ※35mm換算で50mm相当 |
最短撮影距離 | 0.25m |
開放F値 | F1.8 |
フィルター径 | 46mm |
最大径 x 長さ | 57.8 x 42 mm |
質量 | 137g |
特長
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の主な特長は2つです。
- 人の目に近い焦点距離
- 軽量・コンパクト
1. 人の目に近い焦点距離
焦点距離25mmのレンズなので、35mm換算で50mmのレンズになります。
「35mm換算?何それ?」という方は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
そして50mmという焦点距離は、人の目(片目)で見たままの距離感とほぼ同じです。
そのためカメラレンズの世界では、50mm前後の帯域のレンズを「標準レンズ」と呼びます。
スマホで写真を撮った際に「見た風景と全然違うな」と思うのは、スマホカメラの焦点距離が大体20〜30mmで作られているからです。人の目よりも広い範囲が写るということですね。
50mmのレンズだと、目で見た風景に近い写真が撮れるので「撮ったあとの違和感」が少ないのも特長ですね。
2. 軽量・コンパクト
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の重さは137gです。
単一電池1つの重さが約130gなので、ほぼ同じ重さですね。かなり軽いです。
大きさ的にも片手に収まるレベルです。この軽量・コンパクトさはマイクロフォーサーズならではの形だと思います。
作例
私が実際M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8で撮影した写真をご紹介します。
少しF値を上げて、ディテールを強めました。
さらにF14まで絞った写真。パキッとしてるのがわかると思います。
距離感的に、結婚式なんかでも活躍するレンズです。
ディズニーシーにて。レンズ自体が軽いので、長時間持っていても苦になりません。
夜景もバッチリ撮れますよ。
25mm(35mm換算50mm)のレンズは屋外ではもちろん、結婚式や子どもの屋内での撮影にも向いています。
近すぎず、遠すぎず、日常のスナップ撮影に重宝する万能レンズです!
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
次にご紹介するのは、OLYMPUSの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」です。
こちらのレンズは2011年9月9日発売。なんと発売から10年以上経っています。
しかし10年経ってもいまだに人気の神レンズです。
主な仕様
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の主な仕様です。
tbody発売日 | ブラック:2013年6月14日 シルバー:2011年9月9日 |
定価 | 税込38,500円 |
カラー | ブラック・シルバー |
レンズ構成 | 8群9枚 |
焦点距離 | 45mm ※35mm換算で90mm相当 |
最短撮影距離 | 0.5m |
開放F値 | F1.8 |
フィルター径 | 37mm |
最大径 x 長さ | 56 x 46 mm |
質量 | 116g |
特長
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の主な特長は2つです。
- 強いボケ感
- 軽量・コンパクト
1. 強いボケ感
45mm(35mm換算90mm)の望遠寄りのレンズのため、ボケ感は25mmレンズより強く出すことができます。
最初は距離感を掴むのがやや難しいかもしれないですが、45mmレンズの方が一眼カメラの醍醐味である「ボケ」を活かした写真が撮りやすいです。
逆に近距離の撮影には不向きです。屋内など距離感が取れない場合は、画角が足りなくなる可能性があります。
2. 軽量・コンパクト
2つ目は25mmレンズと同じ特長なのですが…(^^;)やはり圧倒的に軽量かつコンパクトです。
レンズの重さはなんと116g。先ほどの25mmレンズより軽いです。
大きさ的にもかなり小さく、余裕でポッケに入ります。
この焦点距離でこの軽さのレンズはなかなかありません。これもまたマイクロフォーサーズならではできるレンズ設計ですね。
作例
私が実際M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8で撮影した写真をご紹介します。
玉ボケがよく出ますね。f3.2で少し絞ってます。
前ボケなんかも取り入れると面白いですよ。
暗い場所でもキレイに写ります。
背景の選び方で玉ボケを幻想的に出すことができます。
もちろん絞るとパキッとした風景も撮れます。
45mm(35mm換算90mm)のレンズは万能レンズというより「ボケを最大限活かした写真」がかなり得意です。
開放F値でカメラを構えてシャッターを押すだけでボケます。一眼の醍醐味を存分に味わえるレンズでしょう。
どっちのレンズがオススメ?
2つのレンズの比較です。
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 | M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | |
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発売日 | 2014年2月28日 | ブラック:2013年6月14日 シルバー:2011年9月9日 |
定価 | 税込46,200円 | 税込38,500円 |
カラー | ブラック・シルバー | ブラック・シルバー |
レンズ構成 | 7群9枚 | 8群9枚 |
焦点距離 | 25mm ※35mm換算で50mm相当 | 45mm ※35mm換算で90mm相当 |
最短撮影距離 | 0.25m | 0.5m |
開放F値 | F1.8 | F1.8 |
フィルター径 | 46mm | 37mm |
最大径 x 長さ | 57.8 x 42 mm | 56 x 46 mm |
質量 | 137g | 116g |
実際2つのレンズを使ってみた中で、どちらか一つレンズを選ぶ際のアドバイスも下記にまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
- 子どもの撮影をしたい
- 結婚式で使いたい
- 料理やカフェでの撮影をしたい
- 出かける際に気軽にスナップを撮りたい
- ボケを活かしたポートレートを撮りたい
- 作品としての写真を撮りたい
- 幻想的な写真を撮りたい
- 望遠レンズを持っていない
一言でいうと、25mmレンズは「記録・思い出」、45mmレンズは「作品」のに近いイメージの写真になります。
もちろん撮り方次第ですが、レンズを選ぶ際の判断基準にしてみてください。
どっちも手に入れることができればなにも迷うことはありませんが…笑
そしてどっちかを購入したら、結局もう片方も欲しくなっちゃうんですよね。
レンズ沼の恐ろしたるや…(^^;)
合わせて買いたいアクセサリー
どちらもレンズフードは別売になります。
レンズフードは太陽光による映り込みを軽減してくれるのはもちろん、不意の衝撃からレンズを守ってくれる役割があります。
あとつけてる方が見た目のバランスが良いですね。
25mm用のレンズフードはこちら
45mm用のレンズフードはこちら
またプロテクターの径もそれぞれ異なるので注意してください。
25mm用レンズプロテクターはこちら(径46mm)
45mm用レンズプロテクターはこちら(径37mm)
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