【レビュー】FUJIFILM X-T5を購入。実際に手にした後で思うこと

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2022年11月25日に発売されたFUJIFILMのミラーレス一眼カメラ、X-T5。

実際今までカメラを予約して買うということが一度もなかったのですが、X-T5についてはなぜかものすごく惹かれてしまい、発売と同時にゲットしました。

今回はファーストインプレッションを兼ねて、X-T5の性能と実際の使用感をレビューしていこうと思います。

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つな

カメラ歴14年のハイアマカメラマン(自称)。現在の愛機はFUJIFILM。
このブログでは写真のある生活をコンセプトに、撮影が上達する知識や技術、カメラ用品、サービス、撮影スポットなどを紹介しています。
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目次

FUJIFILM X-T5のスペック

発売日2022年11月25日
定価257,400円
画素数4020万画素
撮影感度標準:ISO125~12800
連写撮影約20コマ/秒(電子シャッター)
約15コマ/秒(メカニカルシャッター)
シャッタースピード1/180000秒~15分(電子)
1/8000秒~15分(電子先幕・メカニカル)
スロットダブルスロット
SDカード×2
撮影枚数ファインダー使用時:590枚
液晶モニタ使用時:580枚
ファインダー形式有機EL電子ビューファインダー
動画記録画素数6.2K 16:9(6240×3510)
DCI4K 17:9(4096×2160)
4K 16:9(3840×2160)
可動式モニタ3軸チルト式液晶
手ぶれ補正最大7.0段
防塵防滴あり
重量476 g
幅x高さx奥行き129.5 x 91 x 63.8 mm
カラーブラック/シルバー
X-T5の主なスペック

X-T5の主な特徴として、有効画素数が4020万画素というAPS-C機の中ではトップクラスを誇ることです。
これはFUJIFILMのフラッグシップ機であるX-H2と同じ画素数。X-H2で使われている高画素センサーをX-T5にも導入しています。

ただ4020万画素の恩恵がどれくらいなのか、撮影した段階ではまだ把握しきれていません。笑

またもう一つ驚いたのがシャッタースピード。最高で1/180000秒でシャッターを切れます。18万分の1秒ってどういう世界?笑

手ぶれ補正も従来モデルX-T4より性能がアップしています。防塵防滴仕様で、天気が悪い日でも安心して使えるのも良いですね。

FUJIFILM X-T5の特徴

次に私が主に感じたX-T5の特徴を3つ挙げます。

かなり小型化・軽量化されている

X-T5を初めて触った時のファーストインプレッションは「コンパクトやなぁ〜。しかも軽!」でした(なぜか関西弁)。

従来モデルのX-T4よりも小型化されおり、なんなら「これマイクロフォーサーズ機か?」と間違えるほどです。

自分の所持しているX-E4よりちょっと大きいくらいですね。

X-E4とX-T5の比較

実際に長時間外で持ち歩いていると、カメラは軽いにこしたことはないと感じます。重量があるとそれだけ体力が奪われ、撮影する意欲も失われていきますからね。

ただ、大きいカメラを構えていると「できるカメラマン」オーラが出るので、そこはトレードオフかなと思います(個人的な感想です)。

背面モニタがチルト式

操作的な特徴として、X-T5がフラッグシップモデルであるX-H2や従来モデルのX-T4と違う点は、背面モニタの仕様です。

X-H2、X-T4はバリアングル式なのに対し、今回のX-T5では3軸チルト式となっています。これは結構賛否が分かれたようですね。
この3軸チルト式は上下と横に画面を傾けることができるのですが、モニタを一回転させることが不可能です。よって自撮りするのにモニタを見ながら撮ることができません。

YouTuberの方などで、自らを撮る(録る)と言う方にとってはかなりデメリットだったようです。

その点、自分は自撮りなんてものは皆無でもっぱら風景を撮影するので、どちらかと言うとチルト式の方が便利かなと思いました。

横にも開くため、縦に構えたときも見やすいです

シャッターフィーリングが静か

シャッターフィーリングとは、シャッターを押した感触のことです。X-T5はかなり静かな方だと思います。X-T、X-Hシリーズは比較的静かな感じがしますね。

所持しているX-E4は「カシャンコ!」とかなり振動とシャッター音が伝わってくるのですが、それがあまりないです。

実際このシャッターフィーリングって「切り取った!」という感じが出るので、個人的にはもうちょっと感触が欲しいところ。X-T5の唯一もどかしい点といえば、そこかもしれません。

ただシャッターの振動が少ないブレも軽減するので、シャッターフィーリングが静かなのは単純に機能面でメリットです。

X-T5は原点回帰の一手

そういった意味でも今回のX-T5のスローガンは「原点回帰」とも言われています。それは「写真機」としての追求を深め、写真を撮るということにとことんフォーカスした設計になっているということです。

それはX-T5についてるダイヤル群から見ても取れますね。

FUJIFILMの特徴でもあるダイヤル群

もちろん動画のスペックもそこそこあるため(6.2Kを撮影可)、動画撮影が劣るというわけではありません。
ただ動画撮影はX-H2で8Kまで撮影可能です。

今回X-T5が発売される前にX-H2が世に出ましたが、棲み分けとして「X-T5は高スペック写真機」「X-H2(S)は写真&動画のフルスペック撮影マシン」だと思ってます。

最初はX-H2に惹かれていたのですが、自分は動画撮影をほぼしないので次第にX-T5に傾いていきました。

X-T5で撮影した写真

購入直後に鎌倉で写真を撮ってきたのでご紹介します。X-T5で新しく搭載された「ノスタルジックネガ」を使用しました。撮影後のレタッチはしていません。

レンズはX-T5のレンズキットでも付属している「XF18-55mm F2.8-4.0 R LM OIS」を主に使用。後半はXF18-135mmも使っています。

XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (18mm F4.0)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (35.8mm F4.0)
XF18-55mm (18mm F16)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-55mm (55mm F16)
XF18-55mm(55mm f4.0)
XF18-55mm (55mm F4.0)
XF18-135mm (135mm F5.6)
XF18-135mm (78.7mm F5.3)
XF18-135mm (41.3mm F4.5)
XF18-135mm (18mm F3.5)
XF18-135mm (49.4mm F4.7)

いつも自分はFUJIのフィルムシミュレーションでもっぱら「クラシックネガ」を使っているのですが、ノスタルジックネガはそこまで「ネガ感」がないかなという印象です。

ノスタルジックネガはFUJIFILMの公式ページにも以下のように説明があります。

1970年代、カラー表現の可能性を世界に提起し、芸術として定着させた「アメリカンニューカラー」の代表作を想起させる色再現を特徴とします。独特の諧調表現がハイライト部を柔らかくアンバーに描写する一方で、シャドウ部はディテールを残したままノリの良い色味を実現し、叙情的に切り取ることが出来ます。

「アメリカンニューカラー」がどんなカラーなのかよくわからないのですが、撮った感じクラシックネガよりも柔らかい感じ。かつちょっと赤み(暖かさ)がでるかなという印象を受けました。

逆光でやわらかい光を入れて撮影すると、その名の如く「ノスタルジー」感が増して、より「ノスタルジックネガ」というフィルムシミュレーションを活かせる気がします。

操作系もいじり倒して、これからX-T5を使いこなしていきたいですね。

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