FUJIFILMの標準ズームレンズの中でも不動の人気を誇っているレンズ。
それが今回ご紹介する「XF18-55mm F2.8-4.0 R LM OIS」です。
このレンズはカメラボディと一緒に販売される「キットレンズ」なのですが、その描写力と使い勝手の良さからFUJIFILMの標準ズームレンズでは欠かせない一本となっています。
そんなXF18-55mmを実際に使った感想や特長、作例を交えて詳しく解説していきます。
主な仕様
発売日 | 2012年11月17日 |
定価 | 81,000円 |
レンズタイプ | 標準ズームレンズ |
レンズ構成 | 10群14枚 |
焦点距離 | 18~55 mm |
最短撮影距離 | 広角:30cm〜 望遠:40cm〜 |
開放F値 | F2.8 |
フィルター径 | 58mm |
最大径 x 長さ | 65mm × 70.4mm (望遠時は97.9mm) |
質量 | 310g |
発売日は2012年ですが、10年経った今もなおFUJIFILMの中では人気レンズの一つです。
新品価格は約60,000円、中古だと35,000円ほどで購入できます(2022年10月時点)。
外見
側面についているスイッチは「手ぶれ補正」と「絞り」のスイッチです。
手ぶれ補正…OISが「ON」だと手ぶれ補正ON。
絞り…丸いマークだとレンズの絞りリングで絞りを調整可能。「A」だとプログラムオートになります。
XF18-55mmはレンズフードが付属していますが、自分は以下のちょっとコンパクトなレンズフードをつけています。
質感も硬くて、FUJIFILMのカメラにすごくマッチするのでオススメです!
注意点としてこのフードをつける場合、レンズプロテクターの上からつけることになります。
レンズプロテクターの厚みによって広角側でフードが写り込んでしまう可能性があるので、薄型のプロテクターと併用のがオススメです。
上記のフードをつける場合、フロントキャップは62mmがピッタリはまります。
特長
XF18-55mm F2.8-4.0 R LM OISの特長は主に3つです。
XF18-55mm F2.8-4.0 R LM OISの特長
- 小型軽量
- 解放F値が2.8
- 手ブレ補正が4段分
1. 小型軽量
標準ズームレンズの中ではかなり小型軽量で、持ち運びがかなり楽です。X-E4とともに一日中ぶら下げていても首が痛くなりません。
街撮りなんかは最高ですね。単焦点レンズも捨てがたいのですが「もうちょっと寄れれば…!(引ければ…!)」が叶うのがズームレンズの便利なところです。
ただズームレンズだとどうしても頭でっかちになりがち。人が多いところで「よっこいしょ」とカメラを構えるのはちょっと気が引けるという方も多いのではないでしょうか。
その点、XF18-55mmは良い意味で目立ちすぎないです。
自分も街でスナップを撮る際は、だいたいこのレンズを使っています。
2. 解放F値が2.8
解放F値が2.8と低いため、明るいレンズです。夜の撮影も問題なし。
XF18-55mmで星空を撮ってみましたが、綺麗に写ります。
星の撮影=単焦点レンズというわけではなく、解放F値が低いズームレンズでも撮影するこができますよ。
望遠側も解放f4なのでそこそこボケてくれます。
3. 手ブレ補正が4段分
手ぶれ補正は、室内の薄暗いところや夜などの撮影に重宝します。手持ちの場合は、撮影の幅も広がりますね。
また動画を撮影する際にも、歩くときの振動などが伝わりにくいのもGOOD。
気になる点
XF18-55mm F2.8-4 R LM OISの気になる点を挙げるとすると、以下の2つです。
- 絞りリングに絞り値が刻印されていない
- 被写体にあまり寄れない
1. 絞りリングに絞り値が刻印されていない
絞りリングこそは付いていますが、XF18-55mm F2.8-4 R LM OISは絞り値がレンズに刻印されていません。
モニタで確認はできるのですごく不便ということはないですが、電源を入れないと絞り値がわかりません。
咄嗟の撮影時なんかは、レンズで目視できたほうが便利かなと思います。
2. 被写体にあまり寄れない
最短撮影距離が、広角:30cm〜、望遠:40cm〜なので、あまり被写体に寄ることができません。
街中のスナップや風景撮影ではあまり気になることはないですが、室内やテーブルフォトなどで使用する場合は若干もどかしさがあるかもしれません。
XF18-55mm F2.8-4.0 R LM OISの作例
私が実際にXF18-55mmを使って撮影した写真をご紹介します!使用カメラはX-E4、X-T5です。
風景もスナップ写真もとても捗るレンズです。
標準ズームレンズが一本あるだけで色んな撮影を楽しむことができますよ(^^)
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