カメラやレンズを購入した後、次に選ぶのはカメラのストラップではないでしょうか。
ただ合わないストラップを使っていると、肩や首が痛くなったり、撮影のたびにモタついたり…。
最悪の場合、落下による故障事故にもつながります。
この記事では、実際に購入して使い続けている4本のストラップを中心に、おすすめのカメラストラップ8本を紹介します。
使っているものは使用感を、使っていないものは「候補として調べた結果」として、はっきり分けてお伝えします。

レンズ沼ならぬ、ストラップ沼もあるんですよね。。
ぜひ参考にしてみてください!
まず結論|撮影スタイル別のおすすめ早見表


細かい話に入る前に、結論からお伝えします。
ストラップ選びは「どんな機材を、どう持ち歩くか」でほぼ決まると思っています。
ご自身の撮影スタイルに近い行を見てみてください。
| 撮影スタイル | おすすめ(タップで詳細へ) | 理由 |
|---|---|---|
| ミラーレスで 街歩きスナップ | ヨセミテストラップ | デザイン性が高く、 私服に馴染む |
| 重いレンズを付けて 一日中持ち歩く | Peak Design スライド | 幅4.5cmで荷重が分散。 滑り止めが効く |
| 小・中型カメラで 一日中持ち歩く | Peak Design リーシュ | 幅1.9cmで、 取り回しがしやすい |
| 手に持ったまま 機敏に動きたい | Peak Design カフ | 着脱もしやすく、 構える動作を邪魔しない |
| とにかく手頃に 買い替えたい | HAKUBA ツイルネックストラップ | 軽く、しなやかで 実売1,500円前後 |
| デザインと コスパで選びたい | Gevaert ストラップ | ベルギー生地の 個性的な柄 |
| 速写性を 最優先したい | diagnl ninja strap | 引くだけで長さが変わる スリングタイプ |
| まず失敗したくない | メーカー純正 ストラップ | 装着感と耐久性に 安心感がある |
カメラストラップの選び方|4つのポイント
確認すべきなのは「装着タイプ」「素材」「カメラの重量」「取り付け方式」の4つです。



もちろん好みの見た目も大事ですが、機能性もそれと同じくらい大事です。
順番に見ていきましょう。
①装着タイプで選ぶ(ネック/ショルダー/スリング/リスト)
装着タイプは、撮影スタイルに直結するいちばん重要なポイントです。
首から下げるネックタイプは、最もオーソドックスな形。
長時間の散歩撮影や旅行など、幅広いシーンで使いやすいのが特徴です。
肩にかけるショルダータイプは、幅が広く荷重が分散されます。
重いレンズを付けたときの負担がぐっと減ります。
体に斜め掛けするスリングタイプは、カメラが体の横に固定される形。
歩き回りながらの撮影でも安定感があります。
手首に巻くリストタイプは、カメラを構えたまま素早く操作したいスナップ撮影向きです。



迷ったらまずネックかショルダー。リストは「2本目」として買うと汎用性が効くと思います。
②素材で選ぶ(ナイロン・レザー・ロープ)
素材は、つけ心地と見た目の両方を左右します。
- ナイロン:軽くて丈夫。濡れてもすぐ乾き、いちばん扱いやすい
- レザー:使い込むほど味が出る。重さと価格は高め
- ロープ:クライミングロープ由来。細いのに強度が高い
- コットン:肌当たりが柔らかい。汗を吸うので乾きは遅い
毎日使うなら、まずはナイロンかロープが無難です。



レザーは「所有する楽しさ」が大きい反面、雨の日に気を使う点は覚えておきたいところですね。
③カメラの重量で選ぶ
同じストラップでも、機材の重さが変わると快適さは別物になります。
目安としては、次のように考えると失敗しにくいです。
| 機材の総重量 | 想定される機材 | 向いているタイプ |
|---|---|---|
| 〜500g | 小型ミラーレス+ パンケーキレンズ | 細身ネック/リスト |
| 500g〜1kg | ミラーレス+ 標準ズーム | ネック/スリング |
| 1kg〜 | 一眼レフ+ 大三元・望遠 | 幅広ショルダー一択 |
1kgを超える機材に細いストラップを使うと、首の一点に荷重が集中します。



「おしゃれだから」で細身を選ぶと、ここで痛い目を見るので注意です。
④取り付け方式で選ぶ(三角環/アンカー/ループ)
最後に見落としがちなのが、カメラ側への取り付け方式です。
三角環タイプは、カメラ付属の金具を使う昔ながらの方式。対応するカメラが多く、価格も手頃です。
アンカー式は、Peak Designが広めたワンタッチ着脱の方式。小さなループをカメラに付けっぱなしにしておき、ストラップ側をカチッと差し込みます。
ループ式は、細い紐をストラップホールに通して締めるタイプ。ロープ系のストラップに多い方式です。



複数のカメラを持っている方や、三脚を頻繁に使う方はアンカー式が圧倒的にラクです。
実際に使っている4本|実機レビュー


ここからが本題です。私が実際に購入して、今も使い続けている4本を紹介します。
良かった点だけでなく、使ってみて気になった点も正直に書きます。
①ヨセミテストラップ|軽量ミラーレスに最適なロープストラップ
クライミングロープから生まれた、日本発のカメラストラップです。


- タイプ:ネック/スリング
- 素材:クライミングロープ(直径9mm)
- 長さ:105cm/111cm/126cm から選択
- 取り付け:ループ式
見た目のオシャレさと耐久性が魅力です。


直径9mmと細いのに、クライミングロープなので強度は十分。細身のストラップにありがちな「頼りなさ」がないのが良いところです。


気になる点
長さが固定式なので、購入時にサイズを決める必要があります。
またカメラに取り付けるリング部分がやや太いため、機種によってはボディに付いているストラップの穴がギリギリな(もしくは入らない)ことがあるので注意です。


特にボディのストラップ取り付け部が丸になっていない機種は幅が狭い場合があります。


そういう機種の場合は「ループコネクター」というアクセサリーを別途購入する必要があります。




500g前後の軽量ミラーレスとの相性は抜群です。



迷ったら111cmの長さが使いやすいと思います。高身長で、斜め掛けもしたい方なら126cmがオススメ。
②Peak Design スライド|重い機材を肩で支える主力
Peak Designのストラップの中で、最も幅が広い上位モデルです。


- タイプ:ネック/ショルダー/スリング
- 素材:ナイロン
- 長さ:99〜145cm(無段階調整)/幅4.5cm/重量148g
- 取り付け:アンカー式
カメラを長時間持ち歩いたり、ボディが大きめな機材にはこれを使っています。
幅4.5cmのパッド部分が荷重をしっかり分散してくれるので、重いレンズを付けても肩が痛くなりません。
片面に滑り止め加工がされていて、肩からずり落ちにくいのも良いですね。


長さ調整はレバーを引くだけ。歩いているときは短く、撮るときは長くなど、その場で切り替えられます。





カメラの着脱には専用のアンカーリンクを使うので、かなり楽です!






気になる点
一番の気になる点は、かさばることです。
148gという重量そのものより、幅があるぶんカメラバッグの中で場所を取ります。
また小さなミラーレスに付けると、少し大げさに見えるかもしれません。
価格も14,000円台と決して安くはありませんが、1kgを超える機材を一日中持ち歩くなら、間違いなく投資する価値があります。
③Peak Design リーシュ|1本で何役もこなす万能型
前述のスライドを細身にした、軽量カメラ向けのモデルです。


- タイプ:ネック/スリング/リスト
- 素材:ナイロン
- 長さ:83〜145cm(無段階調整)/幅1.9cm/重量86g
- 取り付け:アンカー式
最大の魅力は使い方の自由度。
こちらも前述のスライドと同様に長さ調整が簡単にできるので、首掛け、斜め掛け、またアンカーを付け替えればリスト使いもできます。


86gと軽く、たたむとポケットに入るサイズになります。旅行のときもこれを1本忍ばせておくと安心ですね。
三脚を使うときにサッと外せるのも、アンカー式ならではの快適さです。


気になる点
長さ調整が簡単にできる機構の弊害で、ストラップが2重構造になっています。
取り回しやデザイン面で、この点が気になる人はいるかもしれません。


幅1.9cmなので、重い機材には向かないと思います。
1kgを超えるセットで首から下げると、やはり食い込む感覚があります。このクラスはスライドに任せたほうが快適です。
スライドとリーシュで迷っている方は、機材が1kgを超えるかどうかを基準にすると選びやすいと思います。





Peak Designの場合、軽いカメラならリーシュ、重い機材ならスライドがおすすめです。
④Peak Design カフ|スナップ撮影のための手首用
手首に巻いて使う、リストストラップです。


- タイプ:リスト
- 素材:ナイロン
- ループ径:4.5〜9.7cm/幅1.9cm/重量36g
- 取り付け:アンカー式
こちらもアンカー式なので、着脱が楽です。


Peak Designであればリストストラップ・ネックストラップどちらもスムーズに着脱・交換ができる点はかなり便利ですね。
中にマグネットが搭載されており、使わないときはブレスレットのように手首に留めておけます。


気になる点
リストストラップなのでコンパクトさは言わずもがなですが、アンカー部分の機構があるため、普通のリストストラップよりはちょっとかさばるかなという印象です。
カメラを手放したい場面が多い方は、ネックストラップとの併用が前提になります。
あわせて検討したい定番4本
ここからの4本は私は実際に所有しておりません。
自分で買うときに候補として調べたものを、検討材料としてまとめておきます。



使用感については書けないので、スペックと特徴が中心です。
⑤HAKUBA ハクバ ルフトデザイン ツイルネックストラップ
とにかく手頃で、軽いネックストラップが欲しい方向けの選択肢です。
ツイル(綾織り)素材を使っていて、しなやかで手に巻きつけやすいのが特徴。
使わないときは小さくまとまるので、バックにもしまいやすいです。
裏側には滑り止めのプリントが付いていて、肩からずり落ちにくい作りです。
幅は25mmと38mmの2種類。
25mmは約30gと、今回紹介する中でもトップクラスの軽さです。
実売価格は1,500円前後(2026年9月時点)。



純正ストラップから最初に買い替える1本として、ちょうど良い選択肢だと思います。
⑥Gevaert カメラストラップ
デザインで選びたい方に、ぜひ候補に入れてほしいのがGevaert(ゲバルト)です。
1899年にベルギーで創業した老舗織物メーカーの生地を使い、日本で仕上げられたストラップです。
最大の魅力は、他ではなかなか見ない色使いと織りの柄。



カメラを首から下げたときに、コーディネートのアクセントになってくれると思います!
幅40mmとしっかりした太さがありつつ、重量は約45g(モデルにより異なる)と軽量です。
長さは102〜128cmの範囲で調整できます。
価格も3,000円台と手に取りやすく、おしゃれなストラップを気軽に試したい方にぴったりですね。
⑦diagnl ninja strap
スナップシューターに支持されているスリングタイプのストラップです。
体に斜め掛けして使い、ストラップを引くだけで長さが変わるのが最大の特徴。瞬間を逃したくない撮り方に向いています。
幅は25mmと38mmの2種類。25mmは1.5kg未満のミラーレス向け、38mmは重量のあるボディ向けです。
価格は25mmで4,400円(税込)となっています。



速写ストラップとしては定番の1本ですね!
⑧カメラメーカー純正ストラップ
純正も現実的な選択肢です。カメラ本体を購入したら同梱されている場合がほとんどですね。
Canon・Nikon・Sony・FUJIFILMなど、各社が自社のカメラに合わせて設計しています。
そのぶん装着感に安心感はあるはずです。



ただ、付属の純正ストラップでは物足りない方が本記事を読んでくださってるとは思いますが。笑
カメラストラップ8本のスペック比較表
8本のスペックを一覧にまとめました。
| 製品名 (タップで詳細へ) | タイプ | 素材 | 幅 | 長さ | 取り付け | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ヨセミテ ストラップ | ネック/ スリング | ロープ | 9mm (直径) | 105/111/ 126cm | ループ式 | 11,870円 |
| Peak Design スライド | ネック/ スリング | ナイロン | 4.5cm | 99〜145cm | アンカー式 | 14,410円 |
| Peak Design リーシュ | ネック/ スリング/ リスト | ナイロン | 1.9cm | 83〜145cm | アンカー式 | 9,240円 |
| Peak Design カフ | リスト | ナイロン | 1.9cm | ループ径 4.5〜9.7cm | アンカー式 | 6,600円 |
| HAKUBA ツイルネック | ネック | ツイル | 25mm/ 38mm | 全長 約140cm | テープ通し | 1,500円 (25mm) |
| Gevaert ストラップ | ネック | 織物 (ポリエステル等) | 40mm | 102〜128cm | テープ通し | 3,000円台 |
| diagnl ninja strap | スリング (速写) | ナイロン | 25mm/ 38mm | 可変 | ループ式 | 4,400円 (25mm) |
| メーカー純正 | ネック | ナイロンが多い | 機種による | 機種による | 三角環 | 2,000円前後 |
比較表から読み取れる3つのポイント
8本を比較すると、選ぶときの判断軸が見えてきます。
- 価格は2つのグループにはっきり分かれる
- 幅(太さ)は9mm〜4.5cmと、大きな差がある
- アンカー式に対応しているのはPeak Designの3本だけ
価格
Peak Designとヨセミテストラップは6,000円台〜1万円台。
一方、HAKUBA・Gevaert・diagnl・純正は1,500〜4,400円ほどに収まっています。
この価格差は、主に長さ調整や着脱の仕組みの差です。
ストラップを頻繁に付け替えたり、その場で長さを変えたりしないなら、手頃な4本でも十分に役目を果たしてくれます。
幅
ヨセミテストラップのロープは直径9mm、リーシュとカフは1.9cm。
それに対して、スライドは4.5cmあります。
幅が広いほど荷重が分散されるので、重い機材ほど幅の広いストラップを選ぶのが基本になります。
取り付け方式
アンカー式はPeak Designのスライド・リーシュ・カフの3本だけ。
アンカーは3本で共通なので、カメラ側にアンカーを付けておけば、ストラップを数秒で付け替えられます。
なお、ヨセミテストラップは長さが固定で、105・111・126cmの3サイズから選ぶ形です。
購入前に、首掛けか斜め掛けかを決めておくと失敗しません。



迷ったら「機材の重さで幅を決める → 付け替えの頻度で取り付け方式を決める」の順番で絞ると決めやすいと思います。
カメラストラップのよくある疑問


最後に、ストラップ選びよくありそうな疑問を独自にまとまておきます。
純正と社外、どっちを選ぶべき?
機材が1kg未満なら、純正でも大きな不満は出にくいです。
一方で、重い機材を長時間持ち歩くなら社外品に替える価値は十分あります。純正は幅が狭く、パッドが入っていないものが多いためです。
首が痛くなるときはどうすればいい?
対処法は2つあると思ってます。
1つは幅の広いストラップに替えて、荷重を分散させること。
もう1つは、首ではなく肩や斜め掛けで支える形に変えることです。



そもそも首は重いものを吊り下げるのに向いた場所ではありません。。タイプごと見直すほうが、効果は大きいです。
耐荷重はどこまで気にすればいい?
一般的なカメラストラップであれば、ミラーレス程度の重さで切れることはまずありません。
気にすべきなのは、耐荷重よりも取り付け部分の消耗です。紐のほつれや金具の緩みのほうが、事故につながりやすいポイントになります。
ネックストラップとハンドストラップは併用できる?
できます。というより、併用したほうが快適な場面は多いです。
私もPeak Designのリーシュとカフを、シーンによって使い分けています。アンカー式なら、この付け替えが数秒で終わるので便利ですね。
まとめ|撮影スタイルに合う1本を選ぼう
最後に、目的別のおすすめをもう一度まとめます。
- オシャレさ重視したい方は ヨセミテストラップ
- 重い機材を支えたい方は Peak Design スライド
- 小・中型カメラで便利さを求めたい方は Peak Design リーシュ
- 手持ち撮影メインの方は Peak Design カフ
- 手頃に買い替えたい方は HAKUBA ツイルネックストラップ
- 個性的なデザインで選びたい方は Gevaert ストラップ
- 速写性を重視したい方は diagnl ninja strap
ストラップは、毎日の撮影に直結する道具です。
カメラ本体やレンズに比べると後回しにしがちですが、撮影の快適さを一番わかりやすく変えてくれるアイテムでもあります。
気になった1本があれば、ぜひチェックしてみてください!














