
OM SYSTEM PENが良さそうだけど、他のメーカーのカメラも見ておきたいな。同じくらいの値段だと、どれを選ぶのが正解なんだろう?
このような疑問にお答えします!
2026年10月下旬、5年ぶりの新型PENとなる「OM SYSTEM PEN」が発売されます。
ファインダーと防塵防滴が付いた汎用性のあるモデルです。
ただ、この価格帯には魅力的なカメラが他にもたくさんあります。
そこで今回は、PENと迷いやすい小型ミラーレス4機種を集めて比較してみました。
この記事でわかること
- OM SYSTEM PENと競合4機種のスペックの違い
- ファインダー・手ぶれ補正・防塵防滴で見た各機種の弱点
- 予算と撮り方に合わせた、失敗しない選び方
なお私は今回の比較機種のうち、FUJIFILM X-M5は実際に使っています。
またPENシリーズは過去10年以上使ってきました。
ただし新型のOM SYSTEM PENは発売前のため、まだ手元にありません。
そのためPENについては公表されているスペックをもとに比較していきます。
カメラ選びに悩まれている方はぜひ参考にしてみてください!
結論|タイプ別のおすすめ早見表
先に結論からお伝えします。
「何を優先したいか」で選ぶべき機種は変わります。
- バランスよく全部ほしい
→ OM SYSTEM PEN(ファインダー・手ぶれ補正・防塵防滴が揃う唯一の機種) - とにかく軽く、安く始めたい
→ FUJIFILM X-M5(355gでこの中で最軽量) - 画質と手ぶれ補正を最優先したい
→ FUJIFILM X-E5(4020万画素・手ぶれ補正7.0段) - 見た目とコスパで選びたい
→ Nikon Z fc(約10万円で最も安い) - フルサイズの写りが欲しい
→ LUMIX DC-S9(小型フルサイズ)
以下より、それぞれの理由を詳しく解説していきます!
OM SYSTEM PENはどんなカメラ?
比較に入る前に、基準となるOM SYSTEM PENを簡単におさらいします。
PENは、オリンパスから続く小型ミラーレスの定番シリーズです。
その新型として、2026年10月下旬に発売されます。
注目すべき進化は以下の3つです。
- シリーズ初の電子ビューファインダー(EVF)を搭載
- シリーズ初の防塵防滴(IPX1)に対応
- ボディ内5軸手ぶれ補正が中央5.5段に強化
それでいて重さは393g(バッテリー込み)に収まっています。
価格はボディ単体で133,650円ほど(公式ストアは148,500円)です。
PENシリーズの詳細や、旧モデルのE-P7との違いは以下の記事にまとめています。


小型ミラーレス5機種のスペック比較表
PENを含めた5機種を並べて比較してみました。
※価格は2026年9月時点のものです。
| OM SYSTEM PEN | X-M5 | X-E5 | Z fc | DC-S9 | |
|---|---|---|---|---|---|
| メーカー | OM SYSTEM | FUJIFILM | FUJIFILM | Nikon | Panasonic |
| 価格 (ボディ) | 約133,650円 | 約113,600円 | 約184,000円 | 約105,700円 | 約169,500円 |
| 発売 | 2026年10月下旬 | 2024年11月 | 2025年8月 | 2021年7月 | 2024年6月 |
| センサー | マイクロ フォーサーズ | APS-C | APS-C | APS-C | フルサイズ |
| 画素数 | 2037万 | 2610万 | 4020万 | 2088万 | 2420万 |
| ファインダー | あり 約236万ドット | なし | あり 約236万ドット | あり 約236万ドット | なし |
| ボディ内 手ぶれ補正 | あり 5軸・中央5.5段 | なし | あり 5軸・7.0段 | なし | あり 5軸・5.0段 |
| 防塵防滴 | あり IPX1 | なし | なし | なし | なし |
| 重さ (込み) | 393g | 355g | 445g | 445g | 486g |
| モニター | バリアングル | バリアングル | チルト | バリアングル | フリーアングル |
| 動画 | 4K/C4K | 6.2K | 6.2K | 4K | 6K |
比較してわかる3つのこと
①3つ揃うのはPENだけ
「ファインダー」「ボディ内手ぶれ補正」「防塵防滴」。
この3つをすべて備えているのはOM SYSTEM PENだけです。
X-M5とS9にはファインダーがなく、Z fcにはボディ内手ぶれ補正がありません。
そして防塵防滴に至っては、PEN以外のすべてが非対応です。
②EVFと手ぶれ補正を両立する中では最軽量
ファインダーとボディ内手ぶれ補正の両方を持つのは、PENとX-E5の2機種だけです。
重さを比べると、以下のようになります。
- OM SYSTEM PEN:393g
- FUJIFILM X-E5:445g



52gの差は数字で見ると小さいですが、一日中首から下げているとこの差はしっかり効いてくると感じます。
③センサーは大きいほど良い、とは限らない
「フルサイズがいちばん良いんでしょ?」と思われがちですが、話はそう単純ではありません。
センサーが大きくなるほど、レンズも大きく重く、そして高くなります。
ボディが小さくても、レンズを付けた状態で持ち歩けなければ意味がありません。
マイクロフォーサーズの詳しいメリット・デメリットは以下にまとめていますので、参考にしてみてください。


①FUJIFILM X-M5|実際に使って感じたPENとの違い
まずは私が実際に使っているX-M5から。
この比較の中でいちばん軽く、価格も低い部類のカメラです。
X-M5の良いところ


なんといっても355gという軽さと、コンパクトさです。
小さめのカバンにも放り込めるので、持ち出す回数が自然と増えましたね。
そして富士フイルムならではのフィルムシミュレーション。
撮って出しのJPEGがそのまま作品になるので、編集の手間がほとんどかかりません。
動画も6.2Kまで対応しており、この価格帯では頭ひとつ抜けています。
X-M5に足りないところ
ファインダーとボディ内手ぶれ補正がありません。
晴れた日の屋外では、背面モニターが見づらくなる場面があります。
また夕方以降の撮影では、シャッタースピードを落としづらいのが悩みどころです。



手ぶれ補正付きのレンズを選べば補えますが、その分レンズ選びの自由度は下がります。
X-M5の詳しいレビューは以下の記事にまとめています。


PENとX-M5、どっちを選ぶ?
価格差は約2万円です。
この2万円でファインダー・手ぶれ補正・防塵防滴が手に入ると考えると、PENも割安だと思います。
一方で、38gの軽さと色の良さ、またFUJIFILM独自の「フィルムシミュレーション」の機能を取るならX-M5です。
特に動画をメインに考えている方には、X-M5のほうが向いているかなと思います。
②FUJIFILM X-E5|PEN最大のライバル?
今回の比較で、もっともPENと性格が近いカメラがX-E5です。
クラシックな見た目、ファインダー、ボディ内手ぶれ補正と、狙っているところが重なります。
X-E5がPENより優れている点
まず4020万画素という圧倒的な解像度です。PENの2037万画素のちょうど倍近くありますね。
そして手ぶれ補正も中央7.0段と、PENの5.5段を上回ります。
数字だけを並べれば、X-E5のほうが上位機種です。
PENがX-E5より優れている点
ここで効いてくるのが、価格と重さと防塵防滴です。
- 約5万円安い
→レンズ1本ぶんの差 - 52g軽い
→毎日持ち歩くなら効いてくる - 防塵防滴に対応
→雨の日でも持ち出せる
浮いた5万円で、明るい単焦点レンズが1本買えてしまいます。
写真の写りの違いは、ボディよりレンズで決まることの方が多いので、これは大きい差です。
富士フイルムの色づくりが好きな方はX-E5。
予算配分とタフさを重視する方はPEN、という分かれ方になりそうです。
③Nikon Z fc|価格と見た目で選ぶなら
フィルムカメラのような見た目で人気なのが、ニコンのZ fcです。
今回の5機種でもっとも安い約105,700円で手に入ります。
ダイヤルが並んだ天面は、見ているだけで気分が上がりますね。。ファインダーも236万ドットと、PENと同等のものを積んでいます。
ただし注意点が2つあります。
- ボディ内手ぶれ補正がない(レンズ側の補正に頼ることになる)
- 445gとやや重い(PENより52g重い)
また発売が2021年7月と、今回の中ではもっとも古いモデルです。
AFなどの基本性能では、新しい機種に一歩譲る場面があります。



「見た目が好き」は立派な選ぶ理由です!ただ手ぶれ補正なしは、暗い場所で効いてくるので覚えておいてください。
④LUMIX DC-S9|小さなフルサイズという選択
唯一のフルサイズ機がLUMIX DC-S9です。
486gという、フルサイズとしては驚くほど軽いボディが魅力です。
一方で、割り切られている部分も多いカメラです。
- ファインダーがない
- メカシャッターがない(電子シャッターのみ)
- レンズを付けると一気に重くなる
特に3つ目は見落とされがちです。
フルサイズ用のレンズは、マイクロフォーサーズ用と比べて倍近い重さになることも珍しくありません。



ボディが軽い=システム全体が軽い、ではないという点には注意が必要です。
失敗しない選び方|4つの判断軸


ここまでの内容を踏まえて、選ぶときの考え方を整理します。
①ファインダーが必要かどうか


屋外で撮ることが多いなら、ファインダーはあったほうが快適です。
晴天下では背面モニターがほとんど見えなくなることもあります。
逆に、旅行スナップや室内撮影が中心ならなくても困りません。
②手ぶれ補正が必要かどうか


夜景・薄暗い室内やカフェなど、暗い場所で撮るなら手ぶれ補正があった方が便利です。
手ぶれした写真は、あとから修正できません。
この点でZ fcとX-M5は、レンズ選びでカバーする前提になります。
③レンズを含めた総重量と総額で考える


カメラはボディだけでは写真が撮れません。必ずレンズとセットで考える必要があります。
センサーが小さいマイクロフォーサーズは、レンズも小さく軽く、そして安くなります。
この「システム全体で見たときの軽さ」が、PENの本当の強みです。
④デザインで選んでもいいのか


結論から言うと、デザインで選ぶのは大アリです。
どれだけ高性能でも、持ち出さなければ1枚も撮れません。
「持ち歩きたくなる見た目」は、それ自体が立派な性能だと思っています。



スペック表とにらめっこして選んだカメラより、一目惚れして買ったカメラのほうが、結局たくさん使っていたりします…。
小型ミラーレスの比較に関するよくある疑問
最後に、よくありそうな疑問を独自にまとめました。
Q. PENとX-E5、結局どっちが買い?
画質を最優先するならX-E5、バランスと価格ならPENです。
約5万円の差をレンズに回せると考えると、多くの方にはPENのほうが満足度が高いと思います。
ただFUJIFILMの写りを魅力に感じる方は迷わず、X-E5、X-M5を選ぶべきです。
Q. ファインダーがないカメラはやめたほうがいい?
そんなことはありません。
スマホと同じ構え方で撮れるので、初めての一台としてはむしろ自然です。
ただし炎天下の屋外撮影が多い方は、ファインダー付きを選んでおくと後悔が少ないです。
Q. フルサイズとマイクロフォーサーズ、初心者はどっち?
持ち運びやすさと予算を考えると、マイクロフォーサーズから始めるのが無難です。
暗い場所での画質はフルサイズが有利ですが、その差は手ぶれ補正やレンズでかなり埋められます。
Q. この中でいちばん軽いのはどれ?
バッテリー込みで355gのFUJIFILM X-M5です。
次いでOM SYSTEM PENの393gが続きます。
まとめ|OM SYSTEM PENと比較したい小型ミラーレス4選
最後にもう一度、タイプ別のおすすめをまとめます。
- OM SYSTEM PEN:ファインダー・手ぶれ補正・防塵防滴が揃う、バランス型
- FUJIFILM X-M5:355gの軽さと色づくり。動画にも強い
- FUJIFILM X-E5:4020万画素と7.0段の手ぶれ補正。価格は高め
- Nikon Z fc:見た目と価格。ただし手ぶれ補正はなし
- LUMIX DC-S9:小さなフルサイズ。ファインダーは非搭載



どれも良いカメラなので、最後は「持ち歩きたくなるかどうか」で決めてしまって大丈夫です!!
カメラ選びに悩まれている方の参考になれば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。














