【24年最新版】OLYMPUS PENシリーズの比較とオススメモデル

ミラーレスカメラでオリンパスのPENが気になってるけど、色んな種類があるなぁ。自分にはどれがオススメなんだろう?

このような疑問にお答えします!

私はかれこれ10年以上、OLYMPUSの一眼カメラで写真を撮ってきました。
もちろん今回ご紹介するPENシリーズも使ったことがあります。

そんな経験も含め「OLYMPUSのPENってどうなんだろう?」という方に向けて、シリーズの特長、また現行でオススメの3機種について詳しく解説していきます。

カメラ選びに悩まれている方はぜひ参考にしてみてくださいね(^^)

この記事を書いた人

つな

カメラ歴13年のハイアマカメラマン(自称)。現在の愛機はFUJIFILM。
このブログでは写真のある生活をコンセプトに、撮影が上達する知識や技術、カメラ用品、サービス、撮影スポットなどを紹介しています。
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目次

OLYMPUS PENシリーズの特長

OLYMPUS PENシリーズは一言でいうと、機能性見た目のファッション性を兼ね揃えているミラーレス一眼カメラです。

2022年3月現在、OLYMPUS PENシリーズには「PEN E-P7」と「PEN E-PL10」の2つの現行モデルが存在します。

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また旧製品として「PEN E-PL9」というモデルがあります。

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またこの他に、以下の「PEN-F」というクラシカルなモデルがあります。
しかし個人的にPEN-Fの操作性は初心者向けのカメラではないと思い、今記事のラインナップから外させていただきました。

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以下より、これらOLYMPUS PENシリーズの特長を解説していきます!

そもそも「E-P」と「E-PL」の違いは?

はじめに「PEN E-P7 と PEN E-PL10 の2つの現行モデルが存在します」と言いましたが、「なんで7と10なんだ…?」と思った方もいますよね。

そもそもOLYMPUSはミラーレス一眼を出しはじめの頃、以下のようなラインナップで販売していました。

  • E-P シリーズ:性能 上
  • E-PL シリーズ:性能 中(L=Lite)
  • E-PM シリーズ:性能 下(M=Mini)

最初こそこのようなシリーズでしたが、後継機が出るにつれて「E-PL」シリーズの需要が一番高くなっていき、さらには機能の差別化が難しくなってきたという背景があります。
そのためE-PLが一番後継機の開発が進み、数字が高くなっているのです(2022年3月現在でE-PL10)。

しかしこのOLYMPUS PENシリーズで新たに発売されたのは、E-PLではなく「E-P7」になります。
個人的に「E-PL11」としても良かったのでは…と思いますが(^^;)

もしかしたらこれからは「E-P」シリーズが主流になっていくかもしれませんね。

さて、本題のPENの特長は主に以下の4つです。

PENシリーズの特長

  1. 小型&軽量
  2. カラーが豊富
  3. 背面モニタがチルト式
  4. ファインダーがない

順番に解説していきます。

①小型&軽量

OLYMPUS PENシリーズはミラーレス一眼の中で圧倒的にコンパクトです。

バックの隅にポンと入れて持ち運びすることができます。

そしてこの持ち運びのしやすさというのは、カメラを始めたばかりの人にとってはものすごく重要なことだと思っています。

というのも、一眼カメラって基本的に重いんですよね…。
「お出かけのついでにカメラを持っていく」というより「カメラで写真を撮るために出かける」くらいの気持ちで持っていかないと、結構な荷物になります。

これがカメラをせっかく買ったのに使わなくなる原因の一つです。

その点、OLYMPUSのPENシリーズは「お出かけのついでにカメラを持っていく」が実現しやすいです。
カメラを買ったばかりの方はとりあえず出先でカメラを持っていって写真を撮るということを繰り返すと、上達スピードも上がります。

②カラーが豊富

他の一眼カメラのボディは黒一択が多いですが、OLYMPUS PENシリーズはカラーが豊富です

見た目のオシャレさ・かわいさもそうですが、撮られる側にとってもメリットがあります。
それは、いかにも「はい!撮ります!!!」みたいな威圧感が軽減されるということです。

漆黒の大きいカメラを向けられたら、少し身構えてしまいますよね。まるで銃口を向けられたかのように…笑

その点OLYMPUS PENシリーズは黒以外にも、白やベージュなどの優しい雰囲気のカラーがあります。
それらを向けられても、水鉄砲くらいの感覚になるはずです。

③背面モニタがチルト式

上のイラストの通り「チルト式」とは背面モニタが真下に180度回転する形式のことをいいます。

この「チルト式」背面モニタの特長は自撮りがしやすいということです

一方「バリアングル式」は横に出して回転させるため自由度は高いのですが、画面が横に出るため位置関係が掴みづらく、自撮りには向いていません。

④ファインダーがない

OLYMPUS PENシリーズにはファインダー(覗き穴)がついていません。
これは小型化するためのメリットでもあり、デメリットでもあります。

小型化の仕様上ファインダーをなくすのは仕方ないと思いますが、太陽がカンカンに照らされている屋外での撮影の場合、背面モニタが見にくくなる可能性があります。

OLYMPUS PENシリーズの性能比較

次に現行モデルの「E-P7」「E-PL10」と旧モデル「E-PL9」の主な性能を比較してみました。

E-P7/E-PL10/E-PL9の性能表

一番最新のEP-7では、黄色のラインを引いた項目が主な変更点です。

スクロールできます
EP-7E-PL10E-PL9
発売日2021年6月25日2019年11月22日2018年3月9日
価格約8万円約5万5千円約4万円
画素数2030万画素1605万画素1605万画素
手ぶれ補正ボディー内5軸手ぶれ補正ボディー内3軸手ぶれ補正ボディー内3軸手ぶれ補正
電子シャッターあり
対応:P/A/S/M/ART
あり
対応:P/A/S/M/ART
あり
対応:SCN/APモード内
連写8.7コマ/秒約8.6コマ/秒約8.6コマ/秒
動画4K対応4K対応4K対応
大きさ118.3mm(幅)×
68.5mm(高さ)×
38.1mm(奥行き)
117.1mm(幅)×
68mm(高さ)×
39mm(奥行き)
117.1mm(幅)×
68mm(高さ)×
39mm(奥行き)
重さ(本体のみ)約289g約332g約332g
ファインチェーン
(新機能)
ありあり
プロファイル
コントロール
(新機能)
あり
本体内充電あり
E-P7/E-PL10/E-PL9の性能表

性能項目の説明

以下より、比較表内の性能項目を詳しく説明していきます。

画素数

EP-7E-PL10E-PL9
画素数2030万画素1605万画素1605万画素
画素数の比較

画素数は高いほど写真を綺麗に写すことができます。

最新のE-P7では2030万画素、E-PL10・9では1605万画素となっています。

これらを比べて「E-P7はものすごく綺麗になる!」というわけでもありません。実際目で見てわかる人にはわかるかなという範囲です。

手ぶれ補正

EP-7E-PL10E-PL9
手振れ補正ボディー内
5軸手ぶれ補正
ボディー内
3軸手ぶれ補正
ボディー内
3軸手ぶれ補正
手振れ補正の比較

最新のE-P7では手ぶれ補正の機能が上がっています。

手ぶれ補正は主に室内や夜の撮影などで威力を発揮するでしょう。手ぶれした写真は後から直せないので、この機能はけっこう重要です。

電子シャッター

EP-7E-PL10E-PL9
電子シャッターあり
対応:P/A/S/M/ART
あり
対応:P/A/S/M/ART
あり
対応:SCN/APモード内
電子シャッターの比較

一眼カメラは通常「メカシャッター」というシャッターを使っています。メカシャッターはシャッターを切ると同時に、その反動で「カシャ」という物理的な音が鳴なるのが特徴です。

一方電子シャッターはセンサーの制御によってシャッターを切る方法で、無音で撮影することが可能です。
スマホのカメラも電子シャッターを使っています(iPhoneなんかはデフォルトで「カシャーン」という機械音がなりますが)

E-PL9はダイヤルが「SCN」または「AP」のときのみ無音撮影ができます。
E-P7、E-PL10はほぼ全てのモードで無音撮影が可能です。

電子シャッターは、静かにしなければいけない場所や、子供や動物の寝顔などの撮影に重宝します。

動画

EP-7E-PL10E-PL9
動画4K対応4K対応4K対応
動画の比較

全てのモデルで4K撮影が可能です。

ファインチェーン

EP-7E-PL10E-PL9
ファインチェーンありありなし
ファインチェーンの比較

ファインチェーンはE-P7、E-PL10のみ対応している機能です。
アートフィルターのかかり具合を調整することができます。

※ファインチェーンについて詳しくはこちら(公式サイト)

プロファイルコントロール

EP-7E-PL10E-PL9
プロファイルコントロールありなしなし
プロファイルコントロールの比較

プロファイルコントロールはE-P7のみ対応している新機能です。
撮影時に色合いを細かく調整することができます。

※プロファイルコントロールについて詳しくはこちら(公式サイト)

本体内充電

EP-7E-PL10E-PL9
本体内充電ありなしなし
本体内充電の比較

E-P7のみUSB端子経由でのバッテリー充電に対応しています。
モバイルバッテリーなどを使えば、移動時などカメラを使用していない時に充電しておけるので便利です。

他のモデルは専用の充電器でバッテリーを充電しなければならないので、モバイルバッテリーは使えません。

総合的にオススメのPENモデル

総合的に比較すると2022年8月現在で一番オススメモデルは、やはり最新機の「E-P7」です。

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比較した中でE-P7が魅力的だと感じたポイントは以下の3つです。

E-P7のオススメポイント
  • 手ぶれ補正が強化された
    撮影時の安定感UP
  • 重量が約43g軽くなった
    →持ち運びの利便性UP
  • 本体内充電ができるようになった
    バッテリー切れの心配が軽減

機能面というよりは肉体的・心理的な部分が大きいかもしれませんが、撮影時にストレスがかからないのは大事なことです。
そういう意味でも個人的にはE-P7をオススメしています。

しかしE-PL10、9と比べるとE-P7は価格が高いのも確かです…。
金銭的に厳しい方は無理せずE-PL10、9を選ぶのがベストチョイスです。これら2つも十分性能の良いカメラなので、一眼カメラで写真を撮るという楽しみは間違いなく味わえます。

また、ひとつE-P7の残念な点として、ボディに「ブラウン」のカラーがないことです。
E-PL10、9にはブラウンがあるのため、色が気に入ったという理由でそちらを選ぶのもアリだと思います(^^)

OLYMPUS PENシリーズの作例

「実際OLYMPUS PENシリーズでどんな写真が撮れるの?」という方のために、最後に作例を載せました。

しかしあいにくPENシリーズの最新機を持っていないため、私の使っていたE-PLシリーズの初号機「E-PL1のレンズキット(2010年3月発売)」で撮ったものを載せます。

なかなか古いカメラなのですが…言い換えれば、ロケーションと撮り方次第でこれ以上の写真は必ず撮れるということです(前向き)

E-PLで撮った写真01
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
E-PLで撮った写真02
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
E-PLで撮った写真03
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
E-PLで撮った写真04
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
E-PLで撮った写真05
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L
E-PLで撮った写真06
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 L

カメラ選びに悩まれている方の参考になれば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)

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