2023年の花見は天気に恵まれることが少なく、曇りや雨の日の撮影が多くなってしまいました。
そんな中、再認識したのが「天気が悪いから良い写真が撮れない」という誤解。むしろ撮り方次第で雨でも雪でも嵐の中でもめちゃくちゃ魅力的な写真を撮れるのです。(嵐は言いすぎたかも)
中でも「桜」という被写体は、圧倒的に曇りや雨と相性が良い。エモさで言ったら、むしろ晴れの日に撮るよりエモい。
それは花界の雨の相棒「紫陽花」にも匹敵する美しさ。そんなジャパンを代表する魅力的な桜の風景をお届けします。
曇りの日の桜
ぐだぐだとした前置きはさておき、ここで圧倒的曇りの日に撮影した桜の写真を。
FUJIFILMのX-T5にXF56mm F1.2 R WRをつけて撮った写真。自分で言うのもなんですけど、めちゃくちゃ良く撮れたなって思います。
桜ってピンクじゃないですか。ピンクって、黒っぽい色と相性が良いんですよ。まさにどんよりしてる日は色の相性Goodです。露出もアンダー気味に撮ってます。
ちなみにここは東京都大田区にある「桜坂」と言う場所。あの福●雅治の歌のモデルとなった場所です。昔は●山さんもこの辺りに住んでたようで。
同日に撮った渋谷の桜。同日なので、もちろん天気はどんよりとした曇り。それでも映えるのです。そう、cherry blossomならね。
ちなみにここも「さくら坂」という場所。1日でさくらの坂を二ヶ所も駆け上がったアラサー。まだまだ元気なオニイサンです…。
ちなみに去年もここで桜を撮りました。
雨の日の桜
雨の日だって撮ります、桜。だって咲いちゃってるんですもん。花開いた桜は、ずっと待ってはくれません。
ならば雨でも撮りに行くしかないのが、カメラマン。側から見たら「必死だな?」と思われることもあるでしょう。
でも良いんです。趣味ってそういうもんです。人に理解されないくらいが「本当に楽しんでる」という感覚になれるんもんですよ。
と、捻くれた前置きはさておき。。
うーん、、この「侘び寂び」感。。なんだろう、太陽サンサンの日には感じられない、しっとりした風情のある感じ。
ちなみにここは日本橋の「さくら通り」です。
関東を代表する桜の名所、目黒川にも行ってきました。もちろん雨です。
雨の日は水たまりで遊べるのも楽しみの一つです。写真を撮るという意味で。リフレクション狙いがち。
曇りと雨の桜写真まとめ
もう少し桜の写真を載せていきます!
使用機材はFUJIFILMのX-T5、レンズはXF56mm F1.2 R WRです。フィルムシミュレーションはみんな大好きクラシックネガ。
ボディもレンズも防滴仕様なので、かなり安心して撮影できました。
2月下旬から寒桜や河津桜などの桜が咲き始め「春が来た!!!」とテンション上がったのも束の間、すっかり燃え尽き症候群を発症していた3月でしたが、ソメイヨシノで挽回しました。
そして普段あまりしない「雨」での撮影がかなり新鮮で良かったです。写真を撮る楽しさを取り戻した感覚さえしました(楽しくなくなったわけではないけども)。
そして雨の日は片手に傘を持ちつつ写真を撮ることになるので、基本片手しか使えません。その中で細かいカメラの調整、ましてやレンズ交換などは不可能です。
そこで意識するのは構図とシャッターを押すタイミングのみ。ダイヤルを回す作業とか皆無だったので、考えることも少なく、かなり頭がクリアな状態で撮れてた気がします。
なんだかこれからは「雨の日こそ」撮りに行きたいと感じるようになりました。ただ実際雨の日を目の当たりにすると、億劫になるんだよなぁ…笑
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