
大事なカメラやレンズ、気づいたらカビが生えてた…なんてことになったら嫌だな。
カメラやレンズを長く使い続けるために欠かせないのが「防湿庫・ドライボックス」です。
湿気の多い日本では、収納方法を間違えるとレンズにカビが生えたり、電子接点がサビたりすることも珍しくありません。
そこでこの記事では、メーカー・除湿方式別におすすめの防湿庫・ドライボックスを比較しました。
これから防湿庫を導入しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
そもそもカメラに防湿庫は必要?


「防湿庫なんて大げさでは?」と思う方もいるかもしれません。
ですが、日本の住環境は湿度が高くカビが発生しやすいという特徴があります。
レンズ内部にカビが発生すると、拭き取れないだけでなく、写りにも影響が出てしまいます…。
電子接点のサビも、カメラの故障につながる原因のひとつです。
押し入れやクローゼットにそのまま保管していると、こうしたリスクを避けられません。
湿度をコントロールできる環境で保管することが、カメラを長持ちさせる一番のポイントです。



特に梅雨や夏場は要注意ですね。
防湿庫とドライボックスの違い
防湿対策のアイテムには、大きく分けて「防湿庫」と「ドライボックス」の2種類があります。
どちらも湿気からカメラを守る点は同じですが、除湿の仕組みと手間のかかり方が違います。
- 防湿庫(電動タイプ):
電源につなぐだけで庫内の湿度を自動調整。乾燥剤の交換が不要で手間がかからない - ドライボックス(乾燥剤方式):
電源不要でどこにでも置ける。ただし乾燥剤を定期的に交換する必要がある
機材の量が多い方や、長期的に楽をしたい方は電動タイプの防湿庫がおすすめです。
逆に、まずは手軽に始めたい方はドライボックスから検討してみるとよいでしょう。
防湿庫・ドライボックスの選び方


実際に選ぶ際に、チェックしておきたいポイントを3つ紹介します。
容量で選ぶ
防湿庫選びで一番大事なのが容量です。
今持っている機材だけでなく、今後増える分も見込んで少し大きめを選ぶのが良いと思います。
ぴったりのサイズを選んでしまうと、レンズを1本追加しただけで入りきらなくなることもありますからね。
- 〜25L程度:
カメラ1台+レンズ数本の最小構成 - 30〜55L程度:
カメラ複数台+レンズ数本〜10本前後 - 70L〜:
機材が多いハイアマチュア・プロ向け
除湿方式で選ぶ
前述の通り、除湿方式には「電動」と「乾燥剤」の2タイプがあります。
電動タイプは初期費用がやや高めですが、ランニングコストが電気代のみで済みます。
乾燥剤タイプは本体が安く始めやすい反面、乾燥剤の買い替えが継続的に発生する点は覚えておきましょう。
価格帯で選ぶ
価格帯は容量と除湿方式によって大きく変わります。
ドライボックスなら数千円台から、電動の防湿庫は1万円台後半〜8万円程度までと幅があります。
まずは今の機材量に見合った価格帯から検討するのが良いでしょう。
ここからは、上記のポイントを踏まえておすすめの防湿庫・ドライボックスをメーカー別に比較していきます。
カメラ用防湿庫・ドライボックスのおすすめ比較
電動タイプ・乾燥剤タイプの両方から、メーカー別に厳選しました。
容量違いのラインナップがある商品は、各商品紹介セクション内の一覧表にまとめています。
※商品名をクリックすると、該当する紹介箇所へ移動できます。
| 商品名 | 除湿方式 | 展開容量 | 参考価格帯 | 販売会社 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Re:CLEAN | 電動 | 21L〜180L (8サイズ) | 9,980円〜62,800円 | リンテクト・ジャパン | 無音・湿度調整ダイヤル付き |
| オートクリーンドライ | 電動 | 25L〜162L (11モデル) | 44,571円〜82,550円 | 東洋リビング | 光触媒+LEDで庫内を清潔に保つ |
| HOKUTO 防湿庫 | 電動 | 25L〜200L (5シリーズ) | 9,680円〜58,800円 | アルベックス | ペルチェ式で除湿スピードが速い |
| HAKUBA ドライボックスNEO | 乾燥剤 | 5.5L | 2,300円台〜 | ハクバ写真産業 | 最も手軽に始められる価格帯 |
| HAKUBA ドライソフトボックス | 乾燥剤(別売) | M/Lサイズ | 3,113円〜4,900円 | ハクバ写真産業 | 軽量な携行用ソフトケース |
防湿庫のおすすめ(メーカー別)
まずは電動タイプの防湿庫を、メーカーごとに紹介します。
Re:CLEAN
Re:CLEANはリンテクト・ジャパン株式会社が販売する防湿庫です。
動作音がほとんど気にならない静音性と、湿度の調整ダイヤルが使いやすいのが特徴になります。
- 容量:21L〜180L(8サイズ)
- 参考価格:9,980円〜62,800円



私も「Re:CLEAN」の防湿庫を使っています。
Re:CLEAN NEXT
Re:CLEANには、「Re:CLEAN NEXT」という上位ラインもあります。
庫内を照らす背面LEDライトを搭載し、防湿だけでなく機材をディスプレイのように見せることにこだわったシリーズです。
日本製ペルチェ素子による全自動除湿や、視認性の高いデジタル湿度計を備えているのは通常モデルと共通です。
- 容量:30L〜105L(5サイズ)
- 参考価格:1万円台〜36,800円
見た目のかっこよさも重視したい方は、NEXTシリーズも検討してみるとよいでしょう。
オートクリーンドライ
防湿庫のパイオニアである東洋リビングの「オートクリーンドライ」シリーズです。
光触媒と可視光LEDによるクリーン機能を搭載しており、庫内を清潔に保ちながら除湿できるのが特徴です。
オートクリーンドライには複数のシリーズがあり、容量とデザインの違いで分かれています。
- スリムシリーズ:
39L・53Lのコンパクトな容量帯 - スタンダードシリーズ:
77L〜162Lまでの大容量までカバーする定番ライン - ホワイトシリーズ:
スタンダードに近い容量帯をホワイトカラーで展開 - Black & Whiteシリーズ:
ブラック×ホワイトの2トーンカラーモデル
いずれも電動タイプなので、乾燥剤の買い替えの手間はかかりません。
77L以上のスタンダードモデルは3段の可動棚を搭載しており、棚を取り外して奥の機材も取り出しやすい設計です。
HOKUTO 防湿庫
ペルチェ式の除湿システムを採用しているメーカーの防湿庫です。
HOKUTOにはグレードの異なる5つのシリーズがあり、機能や容量帯で分かれています。
- HSシリーズ:
入門モデル・省エネ設計 - HPシリーズ:
高精度湿度センサー・全自動除湿を備えた中級モデル - HBシリーズ:
タッチスクリーン搭載の上位モデル - HKシリーズ:
ワイドタイプで業務用・重量機器対応のハイエンドモデル - HVシリーズ:
カード保管専用・加湿機能を備えた特別用途モデル
除湿スピードの速さに定評があり、設定湿度は25〜80%RHの範囲で調整できます。
- 容量:25L〜200L(5シリーズ・計15モデル)
- 参考価格:9,680円〜58,800円
内蔵LED照明と高精度デジタル湿度計を搭載していながら、電気代は通常時で1日約1.2円と省エネです。
保証期間は5年と長め。コストを抑えつつ長く使いたい方にも向いています。
手軽に始めたい人向け「ドライボックス」のおすすめ
「いきなり電動の防湿庫はハードルが高い…」という方には、HAKUBAの乾燥剤方式ドライボックスがおすすめです。
電源不要でどこにでも置けるので、置き場所に困らないのがメリットです。
ただし乾燥剤は徐々に効果が薄れていくため、定期的な交換を忘れないようにしましょう。
HAKUBA ドライボックスNEO
本体・乾燥剤付きで2,000円台〜と、最も手軽に始められるドライボックスです。
容量5.5Lの「KMC-36」はコンパクトなので、カメラ1台+レンズ1〜2本程度の保管に向いています。
まずは1台試してみたいという方は、この価格帯から始めてみるとよいでしょう。
HAKUBA ドライソフトボックス
撥水・防汚加工が施された、持ち運びに便利なソフトタイプの防湿ケースです。
PVCコーティングポリエステル製で軽量なうえ、取り外し可能な仕切りが付いているので、カメラとレンズを分けて収納できます。
- サイズ:M/L(2サイズ)
- 参考価格:3,113円〜4,900円
据え置きの防湿庫と違い、旅行や外出時に機材を持ち運ぶ際の防湿対策として使いやすいアイテムです。
庫内には乾燥剤を入れられるメッシュポケットが付いていますが、乾燥剤は別売なので注意しましょう。
よくある疑問・質問


防湿庫・ドライボックスについて、よくある疑問とお答えします。
あくまでも私の個人的な感想も含まれているので参考程度に考えていただければと思います。
防湿庫の湿度設定は何%がいい?
カメラ・レンズの保管に適した湿度は、一般的に40〜50%RH程度とされています。
湿度が低すぎるとレンズのゴムパッキンなどが劣化する原因にもなるため、下げすぎには注意ですね。
乾燥剤だけでも代用できる?
密閉できる容器とシリカゲルなどの乾燥剤を組み合わせれば、簡易的な代用は可能です。
ただし湿度を数値で管理しにくく、交換タイミングも分かりづらいため、本格的に運用するなら防湿庫やドライボックスがおすすめです。
電動防湿庫の電気代はどのくらい?
モデルにもよりますが、1日1円前後と非常に省エネな製品が多いです。
年間で考えても数百円程度なので、ランニングコストはそこまで気にしなくてよいでしょう。
まとめ
防湿庫・ドライボックスは、大切なカメラやレンズをカビ・サビから守るための必須アイテムです。
機材量が多い方や長期的に楽をしたい方は電動タイプ、まずは手軽に始めたい方は乾燥剤タイプのドライボックスから検討してみてください!
参考になれば幸いです。













