「コンパクトで軽量でスタイリッシュな広角レンズ」
そんなキャッチコピーを持つFUJIFILMの単焦点レンズXF16mmF2.8 R WR。
この記事ではXF16mmF2.8 R WRの特長、使ってみた感想、加えて実際にこのレンズで撮影した作例を掲載しています。
購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください!
主な仕様
発売日 | 2019年3月20日 |
定価 | 69,850円 |
レンズタイプ | 単焦点 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
焦点距離 | 16mm |
最短撮影距離 | 0.17m |
開放F値 | F2.8 |
羽根枚数 | 9枚 |
フィルター径 | ø49mm |
最大径 x 長さ | 60mm x 45.4mm |
質量 | 155g |
発売日は2019年3月と、比較的新しめのレンズ。
実質価格は約48,000円、中古で38,000円ほどです(2024年10月時点)。FUJIFILMのレンズの中では比較的価格は抑えめで、手の届きやすいレンズだと思います。
自分も「欲しい! → 購入」 までが今までで一番早かったレンズかも。。
レンズ名にもある「R WR」という表記はそれぞれ以下のような意味です。
- R … 絞りリング付き
- WR…防塵・防滴仕様
外見
外観はかなりコンパクト(長さ約45mm)。
自分はこのコンパクトさに惹かれて購入に至ったのも事実です。
手で持っても収まるくらいの大きさです。
FUJIFILMのレンズはレンズによって絞りリングの硬さが異なるのですが、XF16mmF2.8 R WRは硬くもなく、緩くもなくと言った感じ。ちょうど良いクリック感を感じます。
レンズがコンパクトなので、小型のボディにかなりマッチしますね。
小さめのレンズだと他にXF27mmF2.8 R WRなんかが至高ですが、スマホのような画角で撮りたい場合はこのレンズがおすすめです。
特長
XF16mmF2.8 R WRの特長は主に以下の5つです。
XF16mmF2.8 R WRの特長
- コスパのよい広角レンズ
- 防塵・防滴仕様
- コンパクトで軽量
- 自撮りが可能
- ズームレンズのお供として最適
1. コスパの良い広角レンズ
先ほども申し上げた通り、FUJIFILMのレンズの中ではかなり手の届きやすい価格帯にいるのがこのレンズです。
実質5万円前後(中古だと4万円前後)で購入できるのはなによりの魅力だと思います。
FUJIFILMの広角レンズだと他に「XF8mmF3.5 R WR」「XF14mmF2.8 R」「XF16mmF1.4 R WR」などがありますが、どれも10万を超える価格帯。
純正の単焦点レンズで超広角を撮りたい場合、まずこのレンズは選択肢として一番に上がってきても良いのではないでしょうか。
また値段の割に高級感があるのもXF16mmF2.8 R WRの特徴。先細りする形状も個人的には好きなフォルムです。
2. 防塵・防滴仕様
安心の防塵・防滴仕様。雨の日、雪の日でもお構いなく撮影可能です。
ただ個人的にいつも組み合わせているX-E4は防塵・防滴ではないので、ボディもそうだとなお良いですね。
(雨の日にボディが逝ってもレンズはきっと無事です)
3. コンパクトで軽量
携行性はかなり抜群です。
レンズフードも小さめなので、フードを装着していてもそのコンパクトさを享受できるのもGOOD。
特に小さめのカメラと相性が最高に良いです。
24年11月下旬に新しく発売される「X-M5」とも抜群の相性かもしれません。
4. 自撮りが可能
16mm(換算24mm相当)だと腕を伸ばして自撮りが可能な画角です。2人は余裕で入りますね。
X-E4など、180度チルトできるボディだとよりセルフィーがしやすいです。
5. ズームレンズのお供として最適
FUJIFILMのズームレンズの場合、18mm~のレンズがいくつかあります。
「ズームレンズでは対応できないもう少し広角」をこのレンズが担ってくれることでしょう。
XF16mmF2.8 R WRの軽量・コンパクトさは、ついでに持っていくレンズとしても良い意味で存在感が出ず、邪魔になりません。
気になる点
XF16mmF2.8 R WRの気になる点を挙げると、以下の2点です。
- 手ぶれ補正がない
- 良い意味でも悪い意味でもクセがない
1. 手ぶれ補正がない
XF16mmF2.8 R WRには手ぶれ補正が内蔵していません。
広角レンズなのであまりブレの影響を受けることはありませんが、動画を撮る際はやや不安かもですね。
ただボディ側に手ぶれ補正機能がついていればそれなりにブレは防止できると思います。
2. 良い意味でも悪い意味でもクセがない
16mm(換算24mm相当)だとほとんどクセのない写真が撮れます。
というのもスマホの画角に近いので、何も考えずに撮っただけだとスマホで撮影したものとほぼ変わらず、普段見慣れた写真になります。
F2.8で広角なので、そこまでボケが強く出るわけでもありません。
なので「一眼カメラ特有のボケを生かした写真」で魅了することはほぼできません。
ただそこが撮影者の腕の見せ所な感じがします。
XF16mmF2.8 R WRの作例
私が実際にXF16mmF2.8 R WRを使って撮影した写真をご紹介します。
使用カメラは主にX-E4。フィルムシミュレーションは主にクラシックネガを使用しています。
広角レンズはその名の通り、広い景色を写真に収めたいときには最適です。
ボケが出せない分、構図に意識を全振りできるのも魅力のひとつ。
スマホで撮るような感覚の画角は気軽にシャッターを切ってしまいますね。
ただそこには一眼の単焦点レンズならではの奥深さもあるような気がします。
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