東京にはいくつもの美術館が点在しています。その中でも写真展示に特化しているのが「東京都写真美術館」です。
今回実際にその写真美術館に足を運んできたので、館内の様子、また実際に観覧した展示会の感想を含めご紹介していきます。
東京都写真美術館の概要
東京都写真美術館は「恵比寿駅」から徒歩7分ほど。恵比寿ガーデンプレイスに併設されています。
反対の目黒駅からだと徒歩15分ほどです。
館内
館内はB1〜4Fまで。1Fがチケット売り場、B1、2F、3Fが展示室になっています。4Fは図書室です。
個人的にオススメなのが4Fの図書室。それほど大きくはありませんが、写真に関する本や雑誌がビッシリ詰まっています。もちろん利用は無料。
写真好きの方だと、ここにいるだけでも丸一日潰せる気がする…。
※撮影禁止のだったため、図書室の写真はありません。
今回観覧した展示
写真家、田沼武能(たぬまたけよし)の「人間謳歌」という展示会を観覧してきました。
戦後昭和の国内外の写真、主に子どもたちを写したものや、生きる姿がメインの写真展。不自由さのなかにも、それぞれの場所で人生を謳歌する人間の姿が鮮明に写されてた写真が多くありました。
展示写真を見る中で一番思ったのは「今の自分の暮らしって、かなり平和で安定してるんだなぁ…」ということ。まぁ大抵昔と今を比べると、そんな風に思うのが常ですが。
戦争とか、昔の時代とか、学生の頃に歴史の時間で習ったはずだし、日常の中でたまに情報として入ってくることはあります。
だけど、こうやって能動的にその当時の写真、今回で言うと、その当時の人間の姿を写した写真を見ると「こんな時代でも人は何か楽しみを見つけて、笑っていられるんだな」と思ったりしました。
ちょっと前まで、自分の撮影する写真は「自然風景」が多かったです。
ただここ1年くらいで「人間が写り込んでいる風景」が好きになり、街に繰り出すことの方が多くなってきました。
それは人間が写り込んでいるほうが「時」を意識しやすいからなのかと思っています。
人間が見せるその一瞬の姿。周り風景に溶け込んだシルエットや、その人が映り込むことによる本人の感情を想像すること。
ただ基本的に街中にいる他人を映しているため、顔を映すことはないです。
※人の顔を勝手に撮影しネットにあげると、肖像権侵害になる可能性が高いため。
実際、令和の今の写真だって100年後には昔になるわけで。100年後「令和の日本」とかいう写真展やりたいですね。
生きていれば…笑
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